起業

「声優になりたい!」人にはビジョンがない!?

世の中、やたらと「声優になりたい!」人が多すぎる気がします。

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高校勤務時代に気付いたことです。

他にもお笑い芸人や歌手やダンサーなどを含めると、
この手の夢を持っている人が「多すぎる」気がします。

あ、You tuber(ユーチューバー)もそうですね。
You tuberになりたい人、小中学生と話していても本当に多いです。

別にその夢自体に問題があるわけではありません。

声優が好きで「自分も声優になりたい!」思いは「行動の動機付け」になるものです。

ただ。

「その先」のビジョンがない人が多すぎます。

「どんな声優になりたいの?」
「声優の仕事で、何をしたいの?」

これは「声優の仕事って、ほとんどない」という現状を伝えることとは少しちがいます。

大事なことは、「声優を目指す」ことではなく、「何のために声優を目指すのか」という問です。




この部分、起業したての私も、

起業した先輩たちにいつもお教えいただいているところです。

「あなたは何のために起業したの?」
「売上の目標は?」
「どうやってその金額を売り上げるの?」

いつもご指導いただいているわけですが、

これらの根底はすべて
「何のために起業したの?」です。

起業をした内容についてはあまり聞かれません。

ただ聞かれるのは「何のために」の部分です。

これは私が教育系の起業だから、ということとも近いです。

教育系の起業は、ハッキリ言って「大儲けできる」ジャンルではありません。

私立学校や塾の現状を見ていてもそれはいえます。

だからこそ、「何のためにそれをしたいの」が必要になります。

要は「思いを持ってやってるの?」ということ。

単に「声優になりたい」人は、
「何のために」が足りない気がします。

さて、この「何のために」というのをカッコよく言うと「ビジョンがある」ということでしょう。

何をどうしたいかということの根底に、
「それを通して何をしたいか」という思いを載せていくことが重要です。

別にいま仕事がなくても、
ビジョンがあれば「別の仕事」に活かすこともできます。

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例)「声優」の仕事はなくても、「特徴的な声で対応できるテレオペ」になる など

「何のためにそれをするの?」。

カンタンなようで、難しい問です。

だからこそ、真剣に問い続けるべきことでしょう。




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イキナリ起業すると失敗する理由~起業の前には、イベントをしよう。~

前回は札幌駅北口のコワーキングスペース
育てるコワーキング札幌」の運営について記載しました。

【記事】コワーキングってなあに?〜「やってみたい!」をカタチにする場所〜

今回はそこから派生する話です。

名づけて、「イキナリ起業すると失敗する理由」。

起業を考えている人は読んでみてくださいね!

イキナリ起業すると失敗する理由

私は学生時代、東京にいました。

実は東京にいた頃から、コワーキングとはつながりがありました。

ネコワーキング」というコワーキングスペースでインターンシップをしていたからです。

そのコワーキングスペースでいろんな「大人」と関わりました。

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プログラマーやWebデザイナーとしてバリバリ働いている人。
アイデア勝負で起業した人。
大企業をやめてフリーランスになった人。

いろいろな「大人」がいました。

自分のモデルとなる大人とたくさん出会いました。

当時より、なんとなく「起業したい」気分のあった私。

自然と、自分も「起業する」イメージが具体化してきました。

インターンシップを通して、「どういった分野で起業するか」考えていました。

塾やプロの家庭教師、
講座の開催などがまず思いついたもの。

インターンシップを続ける中で固まってきたのは、
Teacher’s Bar」というバーを経営するというアイデア。

教員及び教員になりたい人向けのバーというアイデアです。

普段、なかなか関わりのない学校教員が、
「安全に」「楽しく」お酒を飲みながら情報交換できる場。

特に教員はなかなかお酒を飲みにいけないし、
お酒を飲んでいると「こんなところで飲むな!」と言われてしまいやすい業種だそうです。
(「酒飲んでる間があるなら、もっと子どものために働け!」的な)

私の狙いは、
教員向けのバーを通して教育情報を集め、
そこから教育イベントを発信していく場にしたいというものでした。

そして教員間のネットワークをもたらす場にするということでした。

このアイデアをネコワーキングのオーナーにお話した所、
次の返答が返ってきました。

「じゃあ、一回イベントでやってみたらいいじゃん」

案の定、ずいぶん軽く言う人でした。

「いや、場所もないのにできないじゃん!」と思いました。

バーの場所を借りるのはお金がかかるし、
集客はどうやったらいいんでしょう。
お酒、まだ私は何も作れないし、料理もできない・・・。

やはり、あと何年かした後、
どこかで修行し、
ワザを磨いてからの起業だなあ・・・。

そう思っていました。

が、ふと気付きました。

オーナーは別に、いますぐ「バーを立ち上げろ」とは言っていません。

今できる範囲での「イベント」を求めていたのです。

だから公民館の1室を借りてもいいし(それだと数百円で借りれます)、
お酒でなくても御茶会でもいい。

いつも営業するバーでなくても、
月1で定期開催すればいい。

意外と、今の時点でできるような内容だったのです。

ちょうど知り合いと「教育キラクガタリ」という、
教育について興味のある人が集まってワイワイするイベントをその後やりました。

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(結果的に、いまの「育てるパワーランチ」にもつながっています)




▼起業の前に「イベント」の開催が必要な理由

 

学生だった当時は気付きませんでしたが、
起業をする上で一番適切なアドバイスが「イベントをする」ということでした。

「イベント」をすると、
とりあえず起業した姿を自分でイメージできます。

イメージできると、「あ、起業にはこれが必要だ!」
「この力がいる!」と学べます。

例を挙げると・・・

・チラシの作り方
・集客の仕方
・お金の管理
・領収書の用意
・告知文
・イベントの進行
・企画立案

これ、すべて一度でもイベントをすると学べる力です。

そして、起業する上で必要不可欠な力です。

周囲にも「起業を準備している人」と宣言できます。
周りに言う以上、起業に向けて努力していくことができます。

なにより大切なのは、イベントで
潜在顧客を見つけることが出来る点です。

これ、本当に大事です。

私が何も分からず「Teacher’s Bar」をそのまま開業してしまっていたら、
お客も何も集まらなかったでしょう。

企業に必要な経営スキルも運営スキルも無いままだったはずです。

そして失敗し、廃業していたはずです。

起業。

私も4年ごしですることになりました。

そのキッカケが、
まさに「イベント」開催でした。

いまの作文教室ゆうも、
「作文で未来は変わる!作文講座」というイベントのなかで
具体的な姿を考えていきました。

起業したいなら、イベントをしよう!

すごく大切な点です。

だからこそ、イベントの支援ができる「育てるコワーキング札幌」は、起業したい人の大きな支えになるはずです。

お問い合わせはこちらから!