
突然ですが「保険証」、もっていますか???
病気の際、ケガの際など通院時・治療時に役立つ「保険証」。
自動車運転免許証を持っていない場合は「身分証」としても役立ちます。
ないと「イザ」という時困ります。
高い治療費を請求されると、生活が成りたたなくなってしまいます。
こんなに大事な「保険証」。
この「保険証」の費用はどのように支払っているのでしょう?
サラリーマンや公務員など「組織」に入っている間は「厚生年金」「共済年金」の半額を「組織」が払ってくれています。
支払った分のなかに、「健康保険料」と「年金」両方が入っているわけです。
「組織」に属していない人、フリーターやフリーランス、個人事業主は「国民健康保険」に加入するケースが多いです。
ということは・・・。
「組織」を辞めたあと、「健康保険」と「年金」はどうなるのでしょう?
実は、いま私が直面しているのはこの「健康保険」と「年金」の問題です。
サラリーマンを辞める人はわりと居るようですが、
私は「私立高校」を辞めた人間です。
私立学校の保険証関連や年金を扱っているのが「私学共済」です。
通常、「私立高校」を辞める場合は「公立高校」や別の「私立高校」で勤務をする場合が多いようですが、私はそれとは違うケース。
全く「教員」でなくなる場合、「保険証」や「年金」の扱いはどうなるか?
私自身、最近この件でよく動き回っています。
年金事務所や札幌の区役所、そして私立高校の共済組織である「私学共済」の事務所とあちこち飛び回りました。
この手続き。
学校教員として勤務している時から行っていたものでした。
そのとき、学校側から、こういう提案がありました。
保険料が高くなるから、国民健康保険に入るんじゃなくて2年間の「任意継続」をしたらいいよ。
専門用語が多くて「???」状態でしたが、いろいろ調べてわかりました。
国民健康保険は「組織」を辞めた後入ることになるのですが、
「2年間」は今入っている私学共済や厚生年金保健や協会けんぽ を継続して利用できるのです!
国民健康保険の保険料はバカ高い。
収入の10%くらい持って行かれてしまいます。
(詳しくはhttps://moneyreport.hatenablog.com/entry/2014/08/25/125740)
だから「私学共済の任意継続」を私は選びました。
しかし、この場合の落とし穴。
これまで「私学共済」だと半分は「職場」が支払ってくれていました。
任意継続の場合、「職場」の払っていた「もう半分」も支払うことになります。
国民健康保険よりは安いですが、改めて「組織」のありがたさを感じるところです。
その上、これまでの支払には「社会保険料」と「年金」の2つが含まれていました。
私学共済の任意継続の場合、「社会保険料」は支払いますが、「年金」の分は入っていません。
市役所(札幌などの場合「区役所」)にいって「国民年金」の手続きが必要となります。
(こちら、ちゃんと手続きすると「フリーランス始めたばかりでお金がない」人は「減免申請」できます。お忘れなく!)
学んだこと1 私学共済も「任意継続」が出来る!(2年間のみ)。でも「年金」は「国民年金」の手続きが必要・・・。
実は私が迎えたもう一つの落とし穴があります。
職場をやめる1ヶ月前に「配偶者」が増えました。
・・・要は結婚ですね。
その時、私はバタバタしていて気づかなかったのですが、
あとで私学共済の担当者の方に言われました。
「配偶者がいらっしゃるのなら、扶養家族の手続きをしていたらよかったのに」
聞いてみると、「扶養家族」の手続きをした場合、配偶者(奥さん)の国民健康保険料が安くなる、とのこと。
アセりました。
つまり私は学校を辞める前の1ヶ月間だけ、
妻を「扶養家族」として登録すべきだったのです。
「保険料が安くなる」という言葉を聞き、「ああ失敗した!」という思いが・・・。
つまり私は、学校をやめる際の「私学共済の任意継続」手続きと並行して、「配偶者」の「扶養家族」登録をすべきだったのですね。
たとえ1ヶ月分だとしても、安くなるのならやっておくべき!
学んだこと2 学校を辞める直前で結婚しない! 結婚するなら気合を入れて「扶養家族」登録を忘れずに行う!
もう一つ学んだことがあります。
私学共済の担当者から
「扶養家族」登録した方がいいよ。
そう言われました。
「でも、学校辞めたあとだと、もう手遅れじゃん!」と思いました。
でも、聞いてみると、なんと「任意継続」でも「扶養家族」を追加することが出来るのです!
さっそく、登録することにしました!
気付いてよかった!
学んだこと3 なんと任意継続でも「扶養」家族を追加し、保険料を抑えられる!
さて。
私が困ったのは「私学共済の任意継続」と「扶養家族の追加」というところでした。
この2つ。
学校教員を辞める際、バタバタするので落ち着いて準備が必要なようです。
私を困らせたのはこの2つに追加して、「引っ越し」が挙げられます。
私と奥さん両方の「保険証」の住所の書き換えが必要なのです。
特に奥さんの場合、前の住所の「国民健康保険証」は持っているのですが、そのままだと新住所で使えません。
新住所で「国民健康保険証」の発行をしても、そのすぐあとに「私学共済の任意継続」の「扶養家族」として、「私学共済」の保険証が発行されることになります。
だから、「保険証」をめぐるドタバタは、まだまだ続きそうです・・・。
学校教員を辞める場合、この面倒な手続き、きちんと把握しておくといいでしょう。
特に結婚したり、引っ越したりする場合は・・・。