東郷雄二『新版 文科系必修研究生活術』(ちくま学芸文庫 2009)

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 卒論など各種論文は苦労して泥臭く書くものであると思っていた。研究には王道などないのだと思っていた。けれど、この本を読み、研究にもやり方があるということがよくわかった。
 印象的だったのは、研究カードや文献カードを作るという点だ。論文や文献の重要な箇所や要約をカードに書く(PCなら打ち込む)。梅棹忠男以来の方法ながら、これによって論文を書くのが容易になる。この本を読み、「こうすれば論文が書ける」と安心をした。この本を座右に置いて、卒論を書いていきたい。人間、何をどのようにやっていいか分からないと、不安になる。焦ってくる。本書はすっきりと論文執筆に書かれるための「小道具」を教えてくれるのだ。
 

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コメント

  1. Anonymous より:

    誰だと思ったらわたしでごめんねー(笑)
    福井ですよ。
    ゼミで何度も言って見てほしそうだったからふじけんのブログ来てみたよ♪
    脱学校の社会は読んでないけど、おかむらせんせーにすすめられた『生きる思想』がすごくよかったよ。今度の発表でちょっと言おうと思うけど。
    このブログ誰が読んでるんだ?あんまコメントなさそうだけど…
    とりあえずそのまめさえらい!そこは尊敬!電車の中で口開けて寝ててもゆるす!!

  2. 小中春人 より:

    今日もおつかれさまです。
    充実した講読会になりました。

    アメリカ教育史についてキチンと学ばなくっちゃいけないな、と改めて痛感しました。

    あのあとツイアビ酋長のある文章が心をひきつけたので、ブログにて紹介したいと思います(いつかFゼミでも紹介するつもりです)

    お互い切磋琢磨していい論文を書きましょうね。

  3. 匿名さまへ。
    見ていただき、ありがとうございます。
    このブログ、見る人は少なくてもいいかな〜と思ってます。「書く練習」「考える練習」をする場所にできれば、と思ってますので。

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