正義の味方・ウルトラマン。彼(ら)は命を懸けて地球のために戦っている。本来、自分に関係ないのに。まさにホワイトナイト(白馬の騎士)。
ところでもしウルトラマンが地球を守っているのでなく、ウルトラの星(およびM78星雲)と怪獣との『代理戦争』を地球で行っているとすればどうだろうか? もはや正義ではなく、話は180度逆になる。
ベトナム戦争や朝鮮戦争は米ソの代理戦争であった。代理戦争で損するのは戦われている現地の人間である。
代理戦争において、力のある側は味方のふりをする。『ベトナム人民の味方』をソ連は演じ、『共産主義からベトナムを守る』仮面をつけたのはアメリカであった。
代理戦争はウルトラマンそのものではないか!
総力戦ではないのがせめてもの救いだ。