人間は「社会的動物」ではない!?

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ドミニック・ローホーはやっぱりスゴイ!


人間関係に疲れたら『「限りなく少なく」豊かに生きる』を読もう。

 

よく人間は「社会的動物」と言います。

人は「人と関わりあうことで生きていける」。
よく聞きます。

 

ところが!

それは「ちがう」と言う本を見つけちゃいました!

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シンプル・ライフの教祖とも言えるドミニック・ローホー。
彼女の『「限りなく少なく」豊かに生きる』に、こんな言葉があります。

 

 

ちょっと長いですが、引用します(読んでね)。

 気心の知れた友人が数人もいれば十分。それ以外の人間関係は「実用に即したもの」と「避けられないもの」に限定します。たとえば職場の同僚、パン屋、隣人という具合に。社会的なつながりはもちろん必要です。しかし、それもできるだけ少なく、密度も頻度も少なくするのです。(105)

なんか、こういう話、「ああ、いいな〜」と思う瞬間って、ありますよね。

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肝心なのはその続きです。

 

フランスの物理学者、哲学者であるマルク・アレヴィは「社会的動物」としての人間について、「これは今日では不要な神話である」と語っています。この言葉は、相互扶助が必要で、人間の生活が不安定な時代に作られたものだと言っているのです。
アレヴィによれば、ミニマリスト(最小限主義者)は「社会的」ではないのです。弱者のみが他者を必要とし、自分たちの弱さを数で取り繕うために群れをなし、その人たちはやむなく団結するのだ、と。弱者に至っては必要なものは自ら満たすことができるので、他者の助けなどいらず、約束ごと、告白、誓約、恋愛事情も最小限にとどめながら、他者にかかわることなく自らの生活を営むのだ、とも述べています。
つまり人間関係においても、ミニマリストは、「過剰」や「雑多」を排除していきます。可能な限り社会的なものから逃れ、自分の個性を育み、「孤独」を用心深く守るのです。(105-106)

 

 

技術革新は人間を自由にする

 

この部分を読むと、
「人間は社会的な動物」ということの欺瞞性・暴力性を感じずにはいられません。

 

今の時代、インターネットのおかげで、
「社会的」にならなくても生きれるようになりました。
その分、人間は自由になったのです。

 

私はコミュニタリアンではなく、
リベラリスト(ネオリベにあらず)を目指しています。

 

技術革新は、
無駄な人間関係・傷つける人間関係・辛い人間関係をしなくても
人間を活かしてくれるようになりました。

 

技術革新は、人間をより自由にするのです。

 

それを実感できるのがシンプル・ライフなのでしょう。

 

 

いま妻と一緒にガランとした部屋にいて、
ドミニック・ローホーさんがシンプル・ライフについて
書いてくれていることに感謝を感じています。

 

 

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