齋藤孝『語彙力こそが教養である』

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「あの人、教養があるよね〜」

そんな言葉をよく聞きます。

 

 

また「教養」を謳った本もたくさんあります。

 

Z☆『おとなの教養』。私も身に着けたい・・・。
(こちからお求め頂けます)

 

 




ところで。

 

次の問に答えられますか?

 

「では、教養ってなに?」

 

 

 

この問い、けっこう難しいです。

 

「教養って何?」と考えず、
とにかく教養を身につけなくっちゃ!」と焦る人すらいます。

 

 

教養とは何か。

 

 

齋藤孝さんはまさに「語彙力こそが教養である」というわけです。

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語彙力(語彙をどれくらい知っていて、どれくらい使いこなせるか)=教養

・・・というわけです。

 

 いちばん伝えたいのは、「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」ということ。人生そのものが楽しくなるということです。
思考は、頭のなかで言葉を駆使して行なわれます。つまり、何かについてじっくり考えて意見を持つためには、先にたくさんの言葉をインプットすることが必要不可欠です。英語が苦手な人は、英語で深く思考することはできないでしょう。それと同じように、乏しい語彙力では、それをとおした狭い世界しか見ることができません。(6-7)

 

ものを考えるとき、人は「言葉」を使っています。

 

ためしに、「言葉」を使わずにものを考えてみてください。

 

例として「言葉を使わずに、坂本龍馬のやったことを頭のなかで考える」をやってみましょう。

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

たぶん、大河ドラマのワンシーンを再現するはできても、
「大政奉還の建議」や「薩長同盟の実現とその意義」は
言葉なしではできないはずです。

 

 

人間は「言葉」を使ってしかものを考えられない以上、
「言葉」の数を増やすことは「ものの考え方」も増やし強化することにつながります。

 

「言葉の数」とその使い方を学ぶことが、「語彙力」というわけです。

 

 

語彙力を高めるため、齋藤孝さんはアドバイスをしていきます。

 

夏目漱石などの文筆家の本を「音読」する(160ページ)。

何か知らない言葉があればとにかく「検索、検索、また検索」を繰り返す(111ページ)。

良質なテレビ番組をもっと見ていく(118ページ)。

 

語彙力の向上は、日々「なにをするか」です。

日々、語彙力アップのための「習慣」を身につけることです。

 

語彙力は、「やるか/やらないか」、そして「いかに”今日から”始めるか」が5年後、10年後の語彙の大きな差につながります。日々の生活が忙しいのは、私もよくわかりますが、インプットにかける時間は多少無理をしてでも確保してほしいところです。(121ページ)

 

齋藤孝さんが言っている、夏目漱石などの文筆家の文章の「音読」。
実は私もやっていました。

 

高校の頃、やはり齋藤孝さんの本に、

国語の力を伸ばすなら、夏目漱石の『坊ちゃん』を音読するといい。

 

・・・とありました。

 

 

さっそく、『坊ちゃん』を買ってきました。

そして、音読。

 

日曜の昼過ぎからはじめ、終わった時は夕方を過ぎていました。

 

高校の寮のベランダで音読し続け、
読み終わった時に見た夕焼けはいまだに心に残っています。

 

 

「ああ、読みきった〜〜〜!」
達成感がありました。

 

音読してみた結果。

夏目漱石の言葉の「リズム」に馴染んだ気がします。

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これも、一つの「教養」ということなのでしょうか。



 

ちなみに。
本書『語彙力こそが教養である』の内容は「作文教室ゆう」のサイトにも掲載しています。

 

 

ぜひご覧ください↓

「作文教室ゆう」作文のコツ65 「すごい」禁止令。

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