〜大平亮介さんのFBからの記事です〜
何年も会っていない知人にばったり会うと驚くことってないですか?
「白髪、多くなったなぁ・・・」とか「あれ、太った?」などなど…
言葉にはできませんが、確実に相手も自分も年齢を重ねて老いているわけです。
とくにたまに会う両親の老いを感じると複雑な心境ですよね。
2025年には団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になっていくそうです。
それに伴って介護・医療費等の社会保障費の急増が懸念されています。
いわゆる「2025年問題」です。
働き盛りにある40代~50代の団塊ジュニア世代。
彼らは親の介護負担が大幅に増えることが予想されます。
昔は、【夫は外で働いて、妻に介護を任せる】というモデルが機能していました。
しかし、いまや夫一人で安定した家計を維持することは難しく、
夫婦ともに働かなければなりません。
親の介護により仕事を休まざるを得なくなり、キャリアの後退を懸念する人もいます。
介護していることを職場に知られると、役職から降格されたりするといった
「ケアハラスメント」や、
同僚や上司に介護の事実を隠して有給休暇を利用しながら介護に当たる「介護隠し」などの問題がこれからどんどん顕在化してくる恐れがあります。
こうした無理が重なると多くの職場で「介護離職」を招くことになり、社会にとって大きな損失にもつながります。
さらに40代~50代で介護離職すると、元の職場と同条件の再就職先を見つけるのは難しいのが現実です。
契約、パート、アルバイトなどの不安定な雇用形態で働かざるを得ません。
職場に突然、退職する人にはこうした外からはなかなか見えない介護の事情があるのだと思います。