ファシリテーションについて学び始めの頃、
おそらくやってしまいがちな「間違い」があります。
それは、イベントやミーティングの際に
「どのファシリテーション技術を使うか」考えるところから始めてしまうところです。
かくいう私も、けっこう最近までこの間違いにはまっていました。
このことは、いったいどこが間違っているのでしょうか?
それは、ファシリテーションというのはあくまで「技術」・「手段」である、ということです。
「どのファシリテーション技術を使うか」ではなく、
まずは「今回の目的はなにか」を考えることから始めるべきなのです。
ファシリテーションは、スムーズにイベントやミーティングを進めるために行うものではありません(よく考えられる間違いです)。
ファシリテーションは、イベントやミーティングの「目的」を達成するための道具です。
手段を目的化してしまうのは世の中にある、よくある「間違い」です。
もし、チームを「一度グチャグチャにして、再度気づきを与える」ことを目的にするなら、下手なファシリテーション技術でスムーズに進行してしまったら、何の意味もなくなります。
いったい、目的はなにか?
その問い直しから始めたいなあ、と思ってます。