私がふと思いついてブログを立ち上げたのが2007年の6月。
まだ早稲田大学の2年生の時のことだった。
昔から「何か書きたい」という欲求に駆られることの多かった私にとって、ブログというのはまさに「こんないいものがあったのか!」という感覚を誘うものだった。
自分の意見を、日本中・世界中の人が見てくれる。
しかも、検索制度で必要な人にだけ届く。
ブログというものに希望と輝きがあった。
いまも、ブログを書く喜びは変わらない。
しかし、時代が変わった。
2007年の時点では、SNSはこんなにひろまっていなかった。
いまは全く使わない携帯電話のメールが、1日50件単位で来ていた。
今以上に、メーリングリストというものが酷い周期で届いていた。
メールとSNSの発信数が逆転したのは2011年ころだろうか。
そのころ、Facebookユーザーはまだまだ少数派。
ちょっと名前を知ってる人から「友だちかも?」がたくさん来た頃である。
ちょっと使ったMixiも、いま利用者は全然いない。
2007年にはまだスティーブ・ジョブズがプレゼンテーションをしていた頃であるし、
いまもバリバリ使っているMacBookAirはまだ登場しておらず、白いMacBookをようやく購入した頃である。
iPod miniの第四世代がオシャレで、ようやくshuffleが出たころである。
みんなガラケーを使い(「FOMA」という機種が、まだ輝いていました)、ギリギリでウィルコムのW03に「カッコよさ」を感じていた時代です。
「え、Facebookやってるんですか」と言われる頃から使ったFacebookが、いまや「デファクトスタンダード」になっている。
そしてLineが知らない間に高校生がほぼみんな使っている時代になっている。
ネットを囲む環境は変わった。
デバイスも変わった。
それでも。
ブログだけは変わらない。
無料ブログから独立した、この日本ノマド・エジュケーション協会のブログ。
立ち上げに関し、私が2007年から2012年までやっていたブログのデータも移行しました。
昔のブログ記事には言葉の稚拙さを感じてしまいます(いまもそうかも)。
でも、その頃から「続けてきた」ことについては誇りに思っています。
「スマートフォンもSNSもない頃から、Webで文章を書いてきた!」
それを自慢できる日が、いつか来るかもしれません。