私のこれまでを振り返ってみると、
ほんとうに役立つ情報は自分の「外」からもらってきた気がする。
職場でも住んでいる場所でもない「外」の人。
つまり「なんとなくつながっている人」・
「親しくなりかけの人」・「たまにしか会えない人」。
久々に会う人から刺激や情報を受け取ることが多いのはどうしてか?
社会学者・グラノベッターは「弱いつながりの強さ」という言い方をする。
「弱いつながりの強さ」。
なんのこっちゃ?
英語だと分かりやすい。
「弱いつながりの強さ」、つまり
Weak-tie’s strength。
「いつも会う」(=強いつながり)のではない
「なんとなく知っている」という「弱いつながり」。
「弱いつながり」のある人から、役立つ情報がやってくるという理論だ。
グラノベッターが実証したのは就職に関する情報の研究からだ。
役立つ就職情報は「いつも会う」人でなく、「知り合い」や
「知り合いの知り合い」のような人から多くもたらされる、と述べたのであった。
「いつも会う」人は、自分が持っているような情報しか持っていない。
「知り合い」や「知り合いの知り合い」は自分の知らない世界からの情報を持っている。
本当に有益な情報は「外」の人が持っているのである。
だからこそ、「外」とつながっていく努力が必要なのだろう。
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