私は乗り物に乗るために、旅に出る。
別に鉄オタとか、乗りオタというわけでは、ない。
バスの中でずーっと本を読んだり、
景色をぼーっと見つめたり、
ひたすら寝入ったりするあの「ひと時」が好きなのだ。
一番なのは長距離バス。
どんな都市でも1時間してしまえばもう田園地帯か森林が現れる。
車窓の変化と、「静かにしていれば何をしてもいい」という自由な時間。
これがいい。
飲み物を片手に、ただ流れ行く景色を見る。
PC相手に、よしなしごとを書き綴るのもいい。
何をしていても、必ず目的地には着く。
あの安心感がたまらない。
アドバイスがある。
基本は「一人」で乗ることである。
別に私は寂しい人間ではない。
ただ乗っているのが好きなのだ。
深夜バスは疲れるが、あれも味わい深い。
フェリーというのも、一人でウイスキー持ち込みで乗ると「グッ」とくるであろう。