この間、ある人と飲みに行きました。
地域活性化について語り合うというひととき。
その中でふと気づいたのが、「地域活性化って、何を持って言うのだろう」ということです。
「地域活性化」。
多くの人が言うわりに意味・狙いが「あいまい」な言葉です。
「地域活性化」。
コミュニティカフェを運営することが地域活性化なのか、
大卒の若者がその場で働く場所があるのが地域活性化なのか。
工業団地を誘致するのも「地域活性化」ならば、
「葉っぱを売る」のも「地域活性化」です。
でもみんな一緒くたにして「地域活性化」と言っています。
なんでも言えてしまう状態だと、「何をやっていいかわからない」になります。
教育についてもこれが言えます。
「教育を良くしよう」という際、
学力の全体的な引き上げをいうのか、
地域とつながる授業をすることをいうのか、
「情報科」を入試科目にすることなのか、
特別支援教育にもっと金を出すことなのか、
みんなあいまいです。
ゴールを決めなければ、有効な手立てが取れません。
逆にゴールさえ決めれば、後は簡単です。
私の「地域活性化」とは、「大卒の若者がとりあえずその町に住んで、
住民税を納めること」をいいます。
雇用をその町に作らなくても、そこから通勤出来ればそれでよし、の立場です。
ここに「コミュニティ・カフェ」などを入れるから話が見えなくなります。
いったいゴールはどこなのか。
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