ときどき「いま、自分は何をしているのだろう」と思ってしまう。
何をしているのか、わからなくなる。
6年間続いた「学生(院生)」の惰性は、まだ続く。
そう、自分が「大人」社会でインターンシップをしているに過ぎない気がするのだ。
いわば「仕事ごっこ」。
まじめぶる「まね」、
仕事をする「まね」、
教員の「モノマネ」。
ただ、社会学をやっている以上、自分が気づくのは
「模倣」ということと「仕事」の関係性だ。
人間は突如として社会という「既に始まっているゲーム」に無理やり参加させられる。
そしてルールを参加する中で無理やり身につけさせられる。
「仕事ごっこ」はいわば社会人1年目の人間の本質である。
「仕事ごっこ」のなかで人は「既に始まっている」会社ゲームに巻き込まれるのだ。
自分はまだまだ「会社ゲーム」には新規参入組なんだな、と思う。
でも、仕事ごっこも数年たてば、それが「現実」になる。
「ごっこ」が終焉し、「現実」がようやく始まる。
私もはやく「そっち側」に行きたいと思う。