相手に伝わる話し方、3つのコツ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

人前で話をする時、言う内容が伝わっているか、不安を感じるものです。

 

私も学校で授業をやる関係上、よく感じます。

 

この1年間の経験を元に、確実に伝わる話し方のコツを書いてみました。

 

学校の教員にとっては半ば「常識」ですが、人前で話す人でできていない人が案外います。

 

1,情報を整理する。

 

何をして欲しいのか。

何を伝えたいのか。

 

不明確では相手が困ります。

 

出来る限り、情報を整理します。

情報の整理には「具体性」が必要です。

 

何をすべきか明確であると人は安心して理解出来ます。

講演の際、話を聞いてくれない時も、情報が整理されていないことが多いのです。

 

なお、教員の研究会では「AしたいならBさせる」というコツが伝えられています。

 

生徒や受講者に計算問題を解いて欲しいのなら(Aしたいなら)、

まず言うべきは「問題集を出します」です。

その後、「〜〜ページを開きます」と言います。

もっと徹底する人は「問題3を指さします」を言った後、

「それでは問題3をやりましょう」と言います。

 

「AしたいならBさせる」というコツも、情報を整理するということです。

 

2,聞く体制を作る

 

相手が「聞こう」としない状態で話してもうまく伝わりません。

 

よく学校で教員が声を荒げますが、それをやっても喉をを痛めるだけです。

 

それよりも「聞く体制を作る」工夫をしましょう。

 

たとえば、「こちらを向いてください」「机の上にペンを置き、ホワイトボードを見ます」など、

具体的な指示を出します。

 

学校では「気をつけ、礼」をやります。

これ、単なる儀礼ではありません。

 

「休み時間が終わった、いまから授業だ」という意識に変える働きがあります。

「聞く体制」になるわけです。

 

基本はまず注目を集めます。

「はい、みなさん」と呼びかけたり、

手を叩いたり。

 

その後、「話を聞きましょう」とメッセージを伝えます。

 

3.目を見て話す

 

人は「私に話しかけられている」場合、きちんと聞く気になります。

「全体に話そう」としても、聞いてくれません。

 

だからこそ、「この人に伝えよう」という思いを持って、目を見て話していきます。

 

話すのが上手い人は会場内にまんべんなく目線を運んでいます。

一人でも多くの人の目を見るためです。

 

下手な人は紙に向かってばかり話します。

あるいは開場の「上空」に向かって話します。

 

結果、誰にも伝わりません。

 

 

…いかがでしたでしょうか?

ぜひ人前で話す際、意識してみましょう。

 

簡単なようですが、きちんと行うのは難しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください