本とお札の、関係性。

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自分は脅迫的に「物を捨てないと」と思っていた。

それが「シンプル」であり「ノマド」だと感じていた。

しかし、大事なことがようやくわかった。
それは、「自分の好きなもの」をハッキリさせた上で整理する、ということだ。

自分が主催したセミナーに来て下さった講師に教えていただいたことだ。

自分を振り返ると、私は「本」が好きだった。
大学院生時代よりも本は買わなくなったが、それでも「研究者」である以上、本にすごく執着がある。

誠にかわいそうなことに、私の持つ本たち(おそらく数十万ほどは投資している)はダンボールに眠らされていた。
そのへんのゴミやなにかと同じような扱いを受けていた。

これではいけない。

財布へのお札の入れ方で、その人の金運が決まる、という。
非合理的といわれるが、少なくともお札を丁寧に入れる人はお金を細かく丁寧に見ていける人でもあるだろう。

私の本の扱いは、グチャグチャにお札を財布に入れる人と同じだったのだ、と気づく。

本は自分に知のみならず、お金と智慧をもたらしてくれるもの。
ある意味、「お札」以上の存在だ。

だからこそ、本を丁寧に扱う。
粗末に扱わない。
本棚に入れる。

こういった「習慣」こそが、本とのよい出会いをもたらしてくれる。
そんなふうに感じた。

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