「未決BOX」を作ると、仕事ははかどる。
仕事をやる際に大切なのは、
「やるべき仕事」を明確にすることです。
「やるべき仕事」が資料に埋没すると、
捜すという手間がかかります。
推理小説において、推理という仕事の前に
資料の捜索が行われます。
シャーロック・ホームズは捜査のために何日も同じ場所を探しまわります。
シャーロック・ホームズでさえ、モノを捜すには時間がかかるのです。
であれば、仕事の際の探し物にも、たくさんの時間がかかっているはずです。
「やるべき仕事」に関するものは、すべて同じ場所に。
野口悠紀雄のいう「ポケット1つ原則」です。
捜す場所を1つにまとめると、結果的に捜す時間が減ります。
よく映画にでてくる「未決箱」は、「やるべき仕事」をおいておくのに便利な場所です。
「やるべき仕事」すべてを入れると、机が広くなります。
広くなると、やるべき仕事に集中できます。
頭がスッキリして、仕事がはかどります。
同じ理由で、私はデスクマットには何も入れず、緑シートにしています。
なぜか? 人間は集中を分散できないからです。
ただでさえ私は集中が分散しがちです。
だからこそ、緑シートのみにしていると、見るべきものが仕事だけになります。
「あれもこれもやらないといけない」状態に、人間は耐えられません。
未決BOXに仕事を入れて、上から順にやっていく。
すると気づけば仕事はおわります。
「具体的に」生きるために…未決BOXに仕事を突っ込んでおく。