先日は「なぜ私の学校でいじめが起こりにくいか」をご説明しました。
昨日は「コミュニケーションを人は求めるため、【圧倒的多数がみんないろいろ違いすぎている】状態ではそもそもいじめによってコミュニケーションする相手を減らすことはしない」という動機になると説明しました。
実はもっと本質的な理由があるのです。
それは・・・
登校日数が圧倒的に少ないため
です。
たとえば通学コースでは、週に2度の登校で
単位が取得できます。
卒業ができます。
きちんと高卒資格が取れます。
通信添削コースでは月に2度ほどの登校で済みます。
授業時間がめちゃくちゃ少ないです。
そうなると、学校にいくのは「日常」ではありません。
学校にいくのは「非日常」です。
ハレの日です。
その日しか会えない「仲間」と会える日です。
いじめは「毎日、無理やり、同じ人と、同じ場所に、ずっと」一緒にいることで起きます(またしても『いじめの構造』のお話です)。
私立通信制高校である私の学校は違います。
「週二回、嫌なら休めて、同じ人と、違う場所で、たまに」いる環境です。
たまにしか会えない人をいじめて、何か楽しいことってあるでしょうか?
また、仮にどうしようもなく嫌な人がいても 「週二回だからいいか」と案外軽く相手を「認めて」しまうのです。
つまり、私立通信制高校は学校が「非日常」なのです。
クラスメートと過ごすのはハレの日なのです。
だからこそ、相手を互いに認め合うモチベーションが生まれるのではないか。
それゆえにいじめが発生しにくいのではないか。
私はこう考えるのです。