さいきん、職業柄、高校生と話すことが多いです。
「趣味を職業にする」ということを目指す人が多いことに、
自分自身「あこがれ」を感じています。
ですが同時に「あやうさ」も感じています。
私も高校生の頃は好きな事を仕事にしよう、と思っていました。
実際、この夢は半分叶い、半分は違うような気がします。
なぜなら、高校時代の自分って、いまの自分とは全然違うからです。
人は自分が思うほどの人ではないです。
それはプラスの面でもマイナス面でもそうです。
高校時代の「私って、こんな人」
「私はこれが好き」というのは
あんまりあてになりません。
だって、人は日々変わり続けているのですから。
「好きを仕事にする」というのは、たしかに重要なことです。
でも、「いま好きなこと」は本当に「将来も好きなこと」かはわかりません。
大事なのはいつも何かにチャレンジし続ける姿勢です。
それは別に好きな事でも、好きじゃないことでもいいです。
「自分はこれが好きだから、ほかはやらない」ということほど、もったいないことはないのです。