ダニエル・ピンク著、大前研一訳『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』三笠書房、2006。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

From Evernote:

ダニエル・ピンク著、大前研一訳『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』三笠書房、2006。

アメリカや日本の「エリート」がしていた仕事を、
インドや中国の「エリート」がより安い賃金でやるようになるという
『Global Auction』の時代。
この時代において、日本やアメリカのやるべき仕事は
いったい何か。
本書では「ハイ・コンセプト」な人を作り出すことを提唱する。
「ハイ・コンセプト」とは「新しいことを考えだす人」(目次)のこと。
本書はこの「ハイ・コンセプト」と合わせ、
「ハイ・タッチ」という能力も重要だという。

「「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事につ|いてもその目的や意義を追求する能力などである」(28-29)

「ハイ・タッチ」な能力を持った
「ハイ・コンセプト」な人材がこれからの時代を
切り開く人となる。
「ハイ・コンセプト」で「ハイ・タッチ」な人間は「右脳主導思考」になる、
ということだ。
著者はこのために下の6つの資質を示す。
それが、
デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい
の6つである。
「機能だけでなく「デザイン」」
「議論よりは「物語」」
「個別よりも「全体の調和」」
「論理ではなく「共感」」
「まじめだけでなく「遊び心」」
「モノよりも「生きがい」」
今後の生き方を考える上で、
この6つを意識することは重要だなあ、と思った。
特に印象的だったのは、「共感」の能力である。
「インドのバンガロールにいる放射線技師でもX線写真を読むことはできる。だが、光ファイバーでは、共感−−体に触れ、つき添い、慰めを与えること−−を伝えることはできない」(260)
論理ではなく相手を共感し、話を聞く中で問題解決をする力。
教員にとって大事な力だと思う。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA