最近、なぜか急に鼻血がでる。
しかも、大量に。
これまでの人生では鼻血が出て困ったことはほとんどなかった。そのため、いま、困っている。
一番困るのは「さあ出勤だ」という時に出る鼻血。
止まるまで、活動が一切できない。
(無理に行うと、「血を流しながら出勤」という笑えない状況になる)
何か問題が起きた時の対処の仕方は、基本的には次の通り。
(1)問題を見つめなおし、「何が問題か」を再度定義する
(2)問題の原因を見つめる
(3)問題に対処する策をいろいろ出し、使えるものを行う
このうち一番大事なのは意外にも(1)である。
ドラッカーの『マネジメント』においても、大事なのは問題を定義すること、とおある。
「何が問題か」を見ずに問題に対応しようとしていることはかなり多い。
例えば、いろんな人がやっているダイエット。
「ちょっと太ったかも」でダイエットを行う場合、「本当に、「ちょっと太っている」のか」「適正体重から見て、どれくらいずれているといえるのか」「何キロぐらい太っているといえるのか」を定義しなければ、不幸が始まる。
「なんとなく太っている気がする」状態が長く続き、その間ずっと「自分は駄目だ」というネガティブ感情が続いていく。
(「地球温暖化」も、ある意味これに入る。本当にCO2が温暖化の原因か、実はハッキリとはわかっていない。その状況でCO2削減を目標とすることは
この鼻血についても、(1)〜(3)を行ってみたい。
(1)問題を見つめなおし、「何が問題か」を再度定義する
・鼻血が急に出てきて、流れている間作業が出来ないのが問題。
・・・鼻血が出ること自体ではなく、「急に」出ること・「長く」出ることにより作業できないことが問題だと分かる。
(「鼻血が出ないようにする」ということが問題解決ではなく、鼻血が出てもすぐ止まることが問題解決である)
(2)問題の原因を見つめる
・空気が乾燥している
・免疫力が低下しており、鼻からの出血がなかなか止まらない
・・・この原因は、厳密にはわからないので保留とする。
(3)問題に対処する策をいろいろ出し、使えるものを行う
・ポケットティッシュを常備する
・鼻血の対応策をネットで調べる
・・・大体この位だろうか。
(1)〜(3)は月並みな発想に見えるが、思わぬ発見があることがある。
さて。
(1)〜(3)の問題解決策だが、一つ抜けがある。
(4)この問題から何か学びや発見はないか
個人的には、この(4)を考える習慣を付けたい、と考えている。
(4)の視点は、ネガティブな問題をポジティブに変えるはたらきがある。
私の鼻血の場合、私は何を学び、何を発見できるのだろうか。
一つには、血に対する慣れがあげられる。
子どもの頃と違い、大人になればあまり出血することは少ない。
特に男性の場合はそうである。
普段からの鼻血により、血を見て動揺することがかなり減った。
二つ目には、「ちょっと野菜を食べよう」などと、自分の健康に対し目を向けるようになったことがある。
いずれにしても、問題をただ「問題だ!どうしよう!」と騒ぐのにはあまり価値がない。
問題を見つめ、問題の原因を探り、対応策を考える。
その上でさらに問題からの学びを考える。
そういった姿勢、もっと学んでいきたいものだ。