
大人がアツく本を元に語り合う場として好評実施中の「読書会@札幌」。
「日本の思想を教育面から問い直す!」。
これをテーマに、日本の思想を学び、さらに考えを深めていく場となっています。
モットーは「あとぐされのない読書会」。
読書会につきものの「ダラダラ長時間続く」・「声がでかい人だけが延々しゃべる」を(極力)排する読書会を目指しています。
【開催時間】
毎月どこかの土曜22:00-23:00
【開催場所】
個別学習塾はる
☆地下鉄東西線・幌平橋駅徒歩3分
☆スカイプで参加したい方がいればお問い合わせください。
【参加方法】
Facebookイベントからのお申込み
(日本ノマド・エジュケーション協会Facebookページ)
またはお問い合わせ
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【参加費】
無料
以下は、これまで実施してきた読書会のリストです。
…こうしてみると「よくもまあ、いろんな物を読んできたなあ」というリストです。
コメントは事務局長の「一言感想」ですので、あしからず。
「僕らはこんな本を読んできた」リスト
☆最新イベントをクリックすると、
イベントページに飛ぶことができますよ!
▼(43)『プリズンブッククラブ』(アン・ウォームズリー)読書会(4月22日21:30-23:00)
▼(42)『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』(村上春樹)読書会(3月4日)
エンタメのための小説か、
自己の実存のための小説か。
・・・それが問題だ。
▼(41)『「最高のリーダー」の秘訣はサンタに学べ』(エリック・ハーヴェイ)読書会(2月11日)
40回のファシリテーションに引き続き、
今回は「リーダーシップ」をテーマに行ないました!
ただ・・・。
「これって、ある意味【聖書】的だよね・・・。
▼(40)『ぼく、学級会の議長になった』(沢田石誠ほか)読書会(2017年1月14日)
記念すべき40回目は、
なんと読書会メンバーによる
著作で実施しました!
ファシリテーションって、重要。
でも、学校現場でどう落とし込むの?
合意はどうするの?
終了後は急遽の著者サイン会!
内容の記事はこちら!
➡『ぼく、学級会の議長になった。』読書会を開催しました!
▼(39)『戦争における「人殺し」の心理学』(デーヴ・グロスマン)読書会(12月23日 金)
人が人を殺す心理についての、
まじめな研究書。
意外に良書でした。
▼(38)『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン)読書会(11月26日)
▼(37)『人間さまお断り』(ジェリー・カプラン)読書会(10月22日)・・・人工知能をめぐる議論。「そもそも知能って何?」。結論としては、「人工知能の利用には、【ここの部分だけは人工知能を使わない】規制が必要だよね」。
コミュニケーションに関わる部分は機械を入れないほうが良さそうです。
▼(36)『〈インターネット〉の次に来るもの−−未来を決める12の法則』(ケヴィン・ケリー)(9月17日)・・・『幸せな未来はゲームが創る』みたいな本。どうなるかわからない今後の社会。インターネット技術が発達しても、どう使うか?
▼(35)『教育という病』(内田良)(8月20日)・・・参加者大絶賛の「当たり本」。教員や学校がいかに狭い世界の中にいることか・・・。中にいると当たり前でも、外から見ると「教育リスク」がいっぱいあります。もっと開いていかないと・・・。
▼(34)『信頼学の教室』(中谷内一也)(7月2日)・・・本はイマイチ。でも、「政治」や「政治家」への信頼が不足していることについて、議論が重ねられました。
▼(33)『絶望の裁判所』(瀬木比呂志)(6月14日)・・・筆者の姿勢の気になる本。自分で自分を良心的裁判官と言っているのって・・・。裁判所が如何に「終わって」いるか、よく分かるイベントでした。
▼(32)『代議制民主主義』(待鳥聡史)(5月28日)・・・本はつまらなかったけれど、「政治システム」論で盛り上がりました!
前提として「民主主義」はみんな肯定。現代の技術を使えば、ランダムで選んだ人々の裁判員制度的熟議による代議制度と、「データベース」による声の吸い上げで万事解決する???
▼(31)『ルポ塾歴社会』(おおたとしまさ)(4月9日)・・・サピックス→鉄緑会という狭いエリートだけでなく、「高専」や「短大」などといったもっと多様な教育が必要だよね〜討議。
▼(30)『教育の職業的意義』(本田由紀)(3月26日)・・・単なる専門性を超え、他の業種でも使える「柔軟性な専門性」を元に語り合った1時間!業界・業種という「壁」を超える人材が教員には必要ですよね〜。(ちなみに、私藤本が札幌「帰還」後初のイベントです)
▼(29)『釜ヶ崎から:貧困と野宿の日本』(生田武志)(2月13日)・・・釜ヶ崎。そこは「知らない人にも優しい」「互いに助け合う」ユートピアでもある。同時に、そこは餓死者・病死者が道に倒れていたりする、社会的排除された人々のディストピアでもある。そこを開く鍵は「同一労働同一賃金」や「寛容性」「対話」にあるのかも???
▼(28)『老人喰い』(鈴木大介)(平成28年1月22日)・・・すごく「アタリ」だった1冊!オレオレ詐欺のプレーヤーをなぜか「応援」してしまう、ルパン三世的な本。世代間闘争が「犯罪」となってしまう悲しさ。
▼(27)『オランダの共生教育』(リヒテルズ直子)(12月19日)・・・日本とオランダの教育の違い論。移民受け入れなど「多様性を求める」という動きと「変化を受け入れる」動きは同じ、との指摘に納得した会でした。また、移民という外との違いと発達障がいをもつ子どもという内との違いを受け入れていく「緩やかな肯定」が必要との指摘も刺激的な場でした。(なにげに2015年最後を飾る読書会でした)
▼(26)『都市と日本人』(上田篤)(11月28日)・・・自然神や宗教施設などの「聖所」、つまり「カミサマ」があるところが都市のおこりである、から始まる本。カミサマは人間秩序から逃れている分、聖所に自然が残り、人間のエゴを超えた都市設計ができる。「では北海道や札幌のカミサマは?」。そこから起こった出身都市への愛着の議論。「函館は郷土愛がある!」「釧路にはない!」などなど、なかなか楽しいものでした。
▼(25)『日本人の法意識』(川島武宜)読書会(10月24日)・・・日本人論を語る古典に挑戦!日本人は「借りた本」を返さないし、貸した方も「返して」と言いにくい。今も昔もそうなのですね。
▼(24)『愛と暴力の戦後とその後』(赤坂真理)読書会(9月26日)・・・なかなかにアツい本。戦後日本の落し物は一体何?
▼(23)『ぼくらの民主主義なんだぜ』(高橋源一郎)読書会(8月22日)・・・さまざまなジャンルに渡る本を元に、「民主主義って、一体何なの?」を問いなおす。民主主義は教育のプロセスでもある、との主張に共感する会でした。
▼(22)『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫)読書会(7月18日)・・・言ってることは分かる、でも「資本主義の終焉って、本当?」感のある本。日本よりも、むしろ途上国が発展することにより資源の欠如が起き、「資本主義の終焉」が来る。資本主義が結局、豊かさを味わえる上位15%以外は資源を「蒐集(しゅうしゅう)」することによって成立している異常、限界がやってくる。そのとき、どうするか? 仮想空間をフロンティアにすると少しは資本主義が温存されるのでは? 最終的には「マルクス主義」革命???
▼(21)『だから日本はズレている』(古市憲寿)読書会(6月27日)・・・宮台真司との共通点も指摘された読書会。「静かな変革者」になるには、小さなコミュニティの変革から!(でも、ヘタすると「オウム真理教」的になるかも・・・)。日本の多神教的な「グレー」を許容するところの良さ/悪さが分かった読書会でした。
▼(20)『現代社会の理論』(見田宗介)読書会(5月23日)・・・1996年に書かれたため、素朴な情報化賛美が見られるものの、「成長の限界」に情報化で挑む姿勢は納得。でも東大社会学の伝統故か、「言ってることがわかりにくい・・・」。
▼(19)『市民自治』(福嶋浩彦)読書会(4月11日)・・・前回の本が「良すぎ」て、元・我孫子市長の書いた本書、「けっきょくヒーローになりたいだけの人なんじゃない?」。議員インターンシップで得た知見や政治の現状など、政治の限界を見たような読書会でした。
▼(18)『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(湯浅誠)読書会(3月21日)・・・これからの市民自治の形とは? 既存の組織で活動するか、自分で組織を立ち上げるか?!
▼(17)『「自由」はいかにして可能か』(苫野一徳)読書会(平成27年2月28日)・・・「自由」の原理論。「奨学金制度」を事例に自由を議論!学生一人だけだと、現状の奨学金制度を「まあ、仕方ないな」と感じてしまうけど、学生団体など「公共圏」「現れの領域」をつくるとさらに「自由」を相互承認していける(かも)!
▼(16)『承認をめぐる病』(斎藤環)読書会(平成27年1月24日)・・・新規参加の方から「キャラクター」「承認」についてのアツいお話。
▼(15)『科学哲学の冒険』(戸田山和久)読書会(平成26年12月6日)・・・参加者一同「?」な読書会でした。「だから、なんなの?」感が残りました。科学哲学って、たしかに大事なんだけど・・・。
▼(14)『現代思想「大学崩壊」』読書会(平成26年11月8日)・・・「大学って、いま、大変なんだなあ」。
▼(13)『「社会をかえる」のはじめかた』(横尾俊成)読書会(平成26年10月4日)・・・町おこしをいかにして行うか?とかちはもっとWebを使えるといいよね。
▼(12)『協力がつくる社会』読書会(ヨハイ・ベンクラー)(9月15日)・・・協力の大事さ、不可避さ。
▼(11)『幸せな未来はゲームが創る』読書会(平成26年8月23日)・・・「社会がダメなら、ゲームを使えばいいじゃない」。
▼(10)『反転授業』読書会(7月19日)・・・「通常の授業をひっくり返そう!」「家が授業、学校が復習&ディスカッション」
▼(9)『世界はひとつの教室』読書会(平成26年6月14日)・・・カーン・アカデミーって、やっぱりすごい!
▼(9)『大学とは何か』(吉見俊哉)読書会(平成26年5月10日)・・・いま大学に求められることとは?
▼(8)『福翁自伝』(福澤諭吉)読書会(平成26年4月12日)・・・理想的な大学研究室としての適塾。みながアツく語り、創意工夫を行う環境。
▼(7)『教育改革をデザインする』(佐藤学)読書会(3月15日)・・・ありうべき教育のカタチとは?
▼(6)『(日本人)』(橘玲)読書会(2月15日)・・・「日本人」を一度かっこに入れて、見てみよう。日本人の特性って、本当に日本だけ?
▼(5)『空気の研究』(山本七平)読書会(1月18日)・・・「空気」をいかにとらえるか?「なるほど!」「納得!」の嵐。
▼(4)『菊と刀』(ルース・ベネディクト)読書会(平成25年12月14日)・・・今更読むと、「この日本人観、ちょっと古くない?」
▼(3)『武士道』(新渡戸稲造)読書会(11月23日)・・・エリート教育としての江戸の武士の子育て。
▼(2)『「リベラル保守」宣言』(中島孝志)読書会(10月26日)・・・けっきょく、「どの辺がリベラル保守なんだろう?」感。
▼(1)『茶の本』(岡倉天心)読書会(9月14日)・・・日本の精神があらわれている茶道。茶道をやりたくなる読書会。