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(1)子どもを「無能」扱いしてない?
(2)「やってみたい」ことが分からない人へ

 

(1)子どもを「無能」扱いしてない?

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前の学校での教員時代。

生徒から数限りなく聞いたセリフがあります。

「だるい」
「疲れた」
「面倒・・・」

典型的な「高校生」です(そういうことを言わない生徒も多くいましたが)。

 

ほかに印象的だったのは次の一言。

 

「やりたいことがない」
「やりたいことが分からない」

 

実に多くの生徒が話していました。

 

そんな時、私が言っていた(はず)の一言はこちら。

「じゃあ、なんでも良いからやってみようよ!」

 

そして、実際にボランティアなりインターンシップなりに
「参加」させるところまでやっていました。

 

これ、高校生に限らないんだな〜というのに最近気づきました。

大人も、「やりたいことが見つからない」と普通に言っているんです。

 

ちょっとした発見でした。

 

「やりたいことが見つからない」という時、
ある意味で自分の人生へのあきらめがあります。

 

今の人生に対し、
「何もする気がない」という態度です。

 

はたから見て、
「これって楽しいのかな・・・?」
と不安になります。

 

気になるのは中学生・高校生が
「何もやりたいことがない」と言っている点です。

子どもは今の社会において、
極端に「無能」扱いされています。

「まだ子どもには早い」
「高校生は勉強だけしていればいい」
「部活もきちんとできない奴が、ちゃんとした大人になれるわけがない」

数えきれないほど聞いてきました。
私も何度も言われてきました。

これらの言い分は、
「無能」扱いが高じて、
「管理しなければならない」対象となっている現われです。

 

私も含めてですが、
大人は「身勝手」に、
「管理」するくせして
「やりたいことは無いの?」と聞きます。

そして「これやりたい!」となった時、
「子どもには早い」「そんなのは受験に役立たない」と
切って捨ててしまうのです。

 

せめて私は、
「何をやってみたいの?」という問いの後、
「じゃあ、それができる方法を考えてみよう」と答えようとはしています。

「やりたいことが見つからない」相手には、
「じゃあ、まず、〜〜をやってみたら」といいます。

一人で出来ないことなら
「じゃあ、一緒にやってみようよ」と言います。

 

いま私は一般社団法人Eduの高校生たちと関わっています。
この場所は生徒の
「やってみたい!」をカタチにしていく場所です。

 

先日も、
「自分の作ったシュシュをいろんな人に見て欲しい」
という高校生がいました。

それを「じゃあ、カフェで一緒に出してみよう」と、
実際に出店していました。

実際の写真です↓

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こういう「何かやってみたい」と、
「じゃあ〜〜してみよう」がセットにならないと、
人は行動に移せないはずです。

 

繰り返します。

教員や親が「何かやってみたいこと無いの?」と聞いた際、
「じゃあ、一緒にやってみよう」「やれる方法を考えてみよう」という返答をセットで考えているか?

 

そうでないと、
「やりたいことがない」という人がどんどん生産されていくはずです。





 

(2)「やってみたい」ことが分からない人へ

 

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さて、次が
「やりたいことが見つからない」という人へのアドバイスです。

「やりたいことが見つからない」人はたくさん居るようです。

これまでも、直接私が相談されたこともたくさんあります。

 

この「やりたいことが見つからない」状態。
どうすれば「やりたいことが見つかる」ようになるのでしょう?

 

 

それは、
「なんでもいいからやってみる」
だけです。

 

なにかやっていると、
「あ、これ面白い!」
「これ、ちょっと工夫するとこうなんじゃないか・・・」
と、思考をふくらませることができます。

 

そう。

「やりたいことが見つからない」と言っている人は、
「何かやってみる」ことです。

「何かやってみる」中で、
「やりたいこと」は見つかります。

 

・・・これ、書いていて「作文」を思い出しました。

実は私、「作文教室ゆう」という別ブログにて、
作文のコツ」という連載を書いています。

その2回目の掲載では、
作文のコツ②書き始めると、書きたいことは見つかる!」を載せました。

 

「書きたいことがない」という人は多いです。
「何を書いていいかわからない」という人も多くいます。

そんな方に向け、
「書きたいことがわからないなら、
まずなんでもいいから書いてみよう!」と言っています。

 

ブログにも書きましたし、
私の作文塾でも作文イベントでも、
折にふれてお伝えしています。

書き始めは、本当になんでもいいのです。
「ああ、お腹が空いた。飽きた。疲れた。」
ここから書き出しても構いません。

この「どうでもいい」書き始めが、
次の文章を引き出す取っ掛かりとなるのです。

「書き出す」ことで、書きたいことは見つかる。

 

これ、さっきから書いている
「やりたいこと」も全く同じです。

 

生まれた瞬間から、
「自分はこれをやりたい!」と言っている赤ちゃんはいませんよね。

 

生きている中でいろんな経験をします。
その中ではじめて、
「自分はこれをやってみたい!」という思いが湧いてきます。

そして、
「ちょっとこれをやってみよう」
「やってみたら面白かった!またやろう!」

この繰り返しの中で、
「自分の本当にやりたいこと」が見つかっていくはずです。

 

だから、いまあなたが
「やりたいことが見つからない」という状態ならば、
次に進むためのスタートになるはずです。

チャンスなのです。

「やりたいことが見つからない」のは、
「やりたいことを見つける」チャンスにあふれているのです。

 

そう信じて、何でもいいからやってみるといいでしょう。

週末のボランティア活動。
週末のイベント。

そういったものを探してみてはいかがでしょうか???

ちなみに、日本ノマド・エジュケーション協会でも一般社団法人Eduでも、
「なにかやってみる」ためのイベントを多く用意していますよ〜。

日本ノマド・エジュケーション協会のイベント一覧
一般社団法人Eduのイベント一覧

 

ご活用くださいね!

☆ お問い合わせはこちらから!

 

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