2013年 1月 の投稿一覧

第3回 子ども×教育タベリバ、開催しました!

1/27(日)、「第3回 子ども×教育タベリバ」、開催しました!

会場はLink Next

若者協力事業所Link Nextと日本ノマド・エジュケーション協会の共催イベントです。

本日のテーマは子どもとと関わり方。

写真

2グループに分かれてのディスカッションの時間となりました!

今回は個別学習塾はるの河西さんも講師として参加。

写真 のコピー

アンケートには「少人数で丁寧に話しあえてよかったです」

「教員・NPOの方など、様々な方の視点から意見を聞けて視野が広がりました。
また参加させていただきたいです」

今回、10名を超える参加がありました!

お越しくださった皆さま、ありがとうございました!

次回は3/23(土)13:00-15:00、
今回と同じくLink Nextでおこないます!

アクセス

「勉強になった」禁止令!

シンプルライフへの「福音」としての「あること」

書評:エーリッヒ・フロム『生きるということ』紀伊國屋書店 1977。

(原題:”To have or to be”)

丸山眞男は有名な論文「『である』ことと『する』こと」で、「である」価値と「する」価値とを立て分ける。

(岩波新書『日本の思想』所蔵)

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誰かに貸した金を返す権利のある人物「である」状態であっても、請求「する」ことがなければ権利が失われる。

そういう、何もしない「である」の状態から「する」ことへ発想を切り替えていくことを訴えている。

エーリッヒ・フロムの『生きるということ』は丸山眞男の立て分けに近い。

エーリッヒ・フロムは「持つこと」と「あること」に立て分ける。

「持つこと(=to have)」は丸山眞男のいう「である」に近い。

何かを所有し、それで満足する状態。

エーリッヒ・フロムはこの状態が産業社会において発展したことをいう。

「あること(=to be)」は丸山眞男のいう「する」である。

所有ではなく、誰かと楽しんだり、自己の経験を重視する。

かつての人間社会は「あること」にあふれていたが、現在では「あること」は少なくなっている。

「私は〜〜を持っている」(持つこと)のではなく、「私は〜〜である」(あること)の方がより本質的である。

しかし、われわれは「私は教員免許を持っている」「医師免許を持っている」と「持つこと」の価値のみを見てしまう。

ブラック・ジャックは漫画の話だが、無免許の天才外科医よりもやる気のない勤務医のほうを重視してしまうのである。

「学校」で言えば、教え方の天才的にうまい塾講師(教員免許を持たない)よりも、やる気も授業力もない学校教員のやる授業の方が「単位修得」に関しては「価値」が高くなる。

われわれの生活は「持つこと」の価値を重視している。

さて、現在「シンプルライフ」という発想が広まっている。

これは「ノマド」に近く、何かを多く所有するのではなく、上質のものだけ・必要な物だけを所有し、自分の精神的を豊かさを重視するという生き方である(禅の生き方に近いものであるそうだが、そこまではあまり良くわからない)。

この「シンプルライフ」は、エーリッヒ・フロムのいうところの「あること」である。

ある様式(藤本注 あること)においては、私的に持つこと(私有財産)にはほとんど情緒的な重要性はない。なぜなら私には何かを楽しむために、あるいは使うためにも、それを所有する必要なないからである。ある様式においては、何人もの人が−−いや何百人という人々が−−同じ物の楽しみを分かち合うことができる。(159)

この発想は「シェア」の発想でもある。

さて、この「ある」ためには何が必要であろうか。

本書にはこのようにある。

シャバットには、人はあたかも何も持ってはいないかのように生活し、あること、すなわち自分の本質的な力を表現することのみを目標として追求する。すなわち祈ること、勉強すること、食べること、歌うこと、愛の行為を行うこと。(80)

何よりもまず、私たちは自分の物や自分の行為から自由にならなければならない。これは何も所有してはならず、何もしてはならないということを意味してはいない。それの意味するところは、自分が所有するもの、自分が持つものに、また神にさえも、縛られ、自由を奪われ、つなぎとめられてはならない、ということである。(96)

持つことは、何か使えば減るものに基いているが、あることは実践によって成長する。(154)

このヒントを実際に「する」ことで実践に生かしていくこと。

それが「ある」ためのヒントであろう。
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ノマドワーカー「批判」と、理念としての「ノマド」。

起業に属さず、一人で/フリーランスで働く生き方としての「ノマド・ワーカー」。

カフェで優雅に仕事をする人たち。

 

そんな「ノマド・ワーカー」に対し、最近Web上で批判の声をよく聞く。

 

いわく「ノマドは正規雇用のハードさに耐えられないヤツの逃げた姿の正当化」であるとか、

「チャラチャラしたよくわからんヤツ」とか。

 

さんざん、である。

 

私が「日本ノマド・エジュケーション協会」事務局長である以上、

私はどこまでも「ノマド」擁護派である。

 

しかしそれは、現実の「ノマド・ワーカー」擁護では、ない。

 

理念としての「ノマド」擁護である。

 

「ノマド」。

それはドゥルーズとガタリが概念化した発想。

ピラミッド型の組織に対し、無限に拡散する「ネットワーク」として掲げた概念である。

 

ジャガイモやオリズルランなんかの「根茎」、つまり横に横に広がる根っこを意味する「リゾーム」を整理した概念だ。

(写真はオリズルランの根茎。根っ子の一部から、あらたに葉っぱや花が生えてくるのです)

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「ノマド」。

それは「遊牧民」である。

 

組織・構造を超え、自由に/縦横無尽に動き回る主体としての「ノマド」である。

 

「何ものにも頼らない」という意味で「近代人」の究極の姿が「ノマド」なのである。

 

つまり、本来「ノマド」を批判するのは「中世復古主義」の現れなのである。

A・ギデンズのいう「ハイ・モダニティ」の主体としての「ノマド」なのである。

 

時代は「近代の窮極」としての「ノマド」を求めている。

決して、「大企業」「大組織」あるいは「構造」「組織」を土台にした

単なるワーカーを求めてはいない。

 

「ノマド・ワーカー」批判は、その意味で時代錯誤である、とも言える。

 

無論、私もチャラチャラした「ノマド・ワーカー」や

適当な「ノマド・ワーカー」は嫌いだ。

 

そうではなく、あくまで理念として「ノマド」を擁護するのである。

教育パワーランチ!2013年前期のスケジュール!

私・藤本も副代表として関わっている「北海道教育ユニットEDU」。

毎月、北海道教育ユニットEDU主催で開催しているのが「教育パワーランチ」です。

教育に興味のある方々・教育で働いている方々が集い、楽しく交流する場となっております。

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毎月日曜日、Coworking Cafe 36にて「12:00-14:00」開催中です!ご要望にお答えして、平成25年前半期の日程を掲載致します。

ぜひお気軽にご参加ください。

お申し込みはinfo@edu-hokkaido.comまでどうぞ!

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教育パワーランチ 日程

●3/17(日)12:00-14:00

●4/21(日)12:00-14:00

●5/12(日)19:00-21:00
☆5月は夜に「教育パワーナイト」開催です。

●6/23(日)12:00-14:00

●7/21(日)12:00-14:00

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会場です。

会場のCoworking Cafe 36は、地下鉄東豊線「学園前」駅徒歩7分。

国道36号線で、歩道橋のふもとにあります。

「勉強になった」禁止令。

研修やセミナーに出る。

その時、「勉強になった」という声をよく聞く。

(ちなみに私の学校でもよく聞きます)

しかし、あまりにも多くこの声を聞いていて、疑問が浮かんできた。

 

「この人は、何を学んだのか」

「どんなふうに勉強になったのか」

「今後どう役に立つのか」

 

あまりにも適当に「勉強になった」を言ってはいないだろうか?

 

ただ「勉強になる」というのと、「カネになる」「役に立つ」のは全く違う。

 

「研修」や「勉強会」の問題点は、「いいことを学んだ」だけで全く身にならない事がある点だ。

 

「研修」や「セミナー」は麻薬と同じ。

やるときだけ、ハイになる。

 

ある意味でエンターテイメント。

悪く言えば一瞬しか効かない栄養ドリンク。

暇つぶしに買われたスポーツ紙。

 

そんなセミナーを自分はしていないか?

そんなセミナーに自分は出ていないか?

 

自問したくなってくる。

 

「研修」や「勉強会」に出る人はパチンコをやっている人よりは「良さ気」な時間の使い方をしているように見える。

 

でもそれが「カネになる」のかどうかを考えると、パチンコの回収率のほうが高いかもしれない。

 

セミナーをやる側は、セミナーというだけで「よさげ」なイメージがある。

でもそれが本当に役立っているのか、検討が必要だろう。

 

無論、セミナー依存者を増やすことで自己の売上を上げることも可能である。

よく言うとファンづくり、悪く言うとカルトの教祖。

 

日本ノマド・エジュケーション協会主催・就活セミナー!

2月・3月に、日本ノマド・エジュケーション協会主催の就活セミナーを2本、実施致します!

2・3月は息切れしやすい時期です。

2・3月を過ぎると、いよいよ面接が始まる企業が多いです。

この2・3月が就活にとって、大事な時期となります。

ぜひステップアップのために、下記の2つの講座、受講されてみてはいかがでしょうか?☆彡

(就活生はもちろん、学生・社会人の方もご参加いただけます!)

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講座1 就活生のための「コーチングで一歩先行く」セミナー!

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詳細はこちら。

就活生のための「コーチングで一歩先行く」セミナー!

自分の力・可能性を引き出す「コーチング」を学び、
「一歩先行く」就活をしましょう!

【日時】2013年2月17日(日)19:00-21:00

【場所】Coworking Cafe 36(札幌市豊平区豊平3条8丁目1-28)
最寄り駅:地下鉄東豊線「学園前」駅 徒歩7分

【内容】「コーチングって何?」「コーチングで何が出来るの?」「コーチングを使って就活を勝ち取ろう!」「コーチングを今後、どう使っていけばいいの?」

【参加費】2,000円(ワンドリンク付き!)

☆単にコーチングを学ぶだけでなく、実際のアクティビティもあります!就活仲間も増えるかも!

講座2 就活生歓迎!人からの「見られ方」をよくする講座

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詳細はこちらです。

就活生歓迎!人からの「見られ方」をよくする講座

面接は第一印象が大事です。
それを「良くする」コツを学びましょう!

写真の写り方など実践的なテクニック満載です!

【日程】2013年3月3日(日)13:30-15:30
開場 13:00
☆ひな祭り開催です!

【場所】エルプラザ 3F OA研修室
(エルプラザ JR札幌駅北口より徒歩3分・札幌駅北口地下歩道12番出口横から建物の中まで直通できます!)

【内容】
・とっても大事な「色彩」のお話
・パーソナルカラーって、何?
・上手な写真の「撮られ」方
・魅力的な笑顔の出し方

【参加料】2,000円(学割1,500円)
☆学生証をご持参の場合、学割いたします!

【定員】20名

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どちらもお申込みはリンク先のページから承っております。

ご質問・お問い合わせは日本ノマド・エジュケーション協会 info@nomad-edu.netまで、お気軽にどうぞ!

ノマド・スタディ考。 〜「いつでも・どこでも」学ぶことの陥穽とその対策⑥〜

続いて、『私の早慶大合格作戦』を見ていく。

●早慶

『私の早慶大合格作戦 2012年版』

「それで行きの電車の中では英単語の勉強をしていました」「帰りは古文単語の『頻出古文重要語』(桐原書店)を使って単語を覚えていました。電車の中の時間を有効活用していましたね」(12 太田もえ)

「また、私は文化史が苦手だったので、自分でレコーダーに吹き込んで寝る前に聞いていました」(25 今村達也)

「(単語帳を」毎日のちょっとした時間を利用して覚える。
単語だけを30分や一時間かけて勉強することは退屈でなかなか集中できません。ですので、バス、電車などを待つ時間、寝る前の時間、起きた直後の時間などのちょっとした時間を使い、集中して単語を覚えることが効果的であると思います」(77 匿名希望)

「(漢文の参考書)ズボンのポケットに入るほどの大きさで持ち運びが非常に便利で、ちょっとした時間に勉強できます」(81 匿名希望)

「(注 参考書は)普通に学校で配布されるものを使っていました。1冊これ、と決めてとことんするのが好きで、お風呂や移動中など、どこへでも持ち歩いて時間を見つけて開いていました」(85 二木緑葉)

「参考書付属のCDはiPodに入れて学校への移動時間などの隙間時間を見つけて何度も聞きましょう」(96 岸利宣)

サブノートを作っていくという「この作業をたとえば一つの長文につき三個くらいのペースですすめていくと、一冊の自分のオリジナル正誤問題集が完成します。あとは、完成したら、電車の中や、ちょっとした隙間時間を利用して解いていってください」(108 早川智美)

「暗記が苦手でなかなか覚えられない、という方少なくないと思います。私自身そうでした。そこで私はICレコーダーを使いました。具体的には時代別に年号のゴロや重要用語をICレコーダーに吹き込み、通学の間に聞いていました。満員電車で身動きが取れなくても、耳で聞くことは可能ですし、五感を十分に使うことで記憶が鮮明に残るという点で効果的だったと思います」(109 早川智美)

「たとえば通学時間。電車が混雑するから勉強できない。だからしかたない。これはいけません。混雑して、単語カードもめくれないというなら、ICレコーダーを利用して、耳で覚える勉強ができます。自転車通学の人だって、赤信号を待っている間に単語一つ覚えられるはずです。他にも、携帯をいじっている時間や、テレビを見ている時間、ただダラダラ過ごしている時間など全て考慮すると、意外と、利用できる時間はたくさんあります。こういった、いわゆる隙間時間を大いに利用して、周りとの差を広げていってください」(『私の早慶大合格作戦 2012年版』:116 早川智美)

「7〜8時に起きて、朝ご飯を食べながら単語とか熟語みたいな、書く作業をしない勉強をやっていました。昼ご飯もひとりでそんな感じですごし、晩ご飯は家族と食べて、しばしの団欒、それから、勉強。寝るのは3時以降でした」(118-119 八木健太)

「例えば平日は朝4時半にマクドナルドで朝マックを食べながら勉強して、そのあと学校についたら学校の自習室で勉強して、学校の授業を受けていたんですけど、家では勉強しなかったですね。そのかわりに夜10時に寝て朝3時に起きて、自分の時間は保ちつつ勉強の時間もちゃんととっていましたね」(129 関友樹)

『私の早慶大合格作戦part1 2011年版』

「着替えるとき、ご飯や移動時間は、iPodに入れた『ターゲット1900』や『DUO』、それとICレコーダーに吹き込んだ日本史と古文単語を聴いていました。寝るときも、これを流したまま寝ます。お風呂はもちろん参考書持ち込み、トイレはプリントを壁に貼って、起きている時間はずっと勉強態勢です」(『私の早慶大合格作戦 2011年版 part1』85-86 二村萌)

参考書の紹介として「DUO セレクト CD(アイシーピー)1つの英文に重要事項がたくさん盛り込まれていて、かつおもしろい。移動中や寝る前に聴いていた」(91−92 二村萌)

「単語カードはただ『ターゲット』を写しただけでしたが、載っている意味は全部書きました。これを直前期は朝起きて、お昼の後、寝る前と一回ずつ回しました。
ノートは、過去問ノート(2回目以降、前回間違えた個所を確認できる)と自由ノート(無地の大きい自由帳に)暗記事項、まとめ、落書き、メモなどが書かれている)を主に使っていました。」(97 二村萌)

「ノート・カードを作ることで時間や体力を消耗したり、満足してしまったりするのが嫌だったので、ほとんど作っていません。参考書を何度もまわして、正誤のチェックマークをつけるくらいでした」(138 田中綾乃)

「時間とスピードを意識した勉強は、おのずと集中力につながるように思います。あと、個人的には、電車の中で勉強するのが今でも一番集中できる上に、通学などでは乗る時間が決まっているので、時間セットを体に覚えさせるのにもよいと思っています」(141 田中綾乃)

「私がこの膨大な単語量をこなすのに愛用したのは、『単語王2002』(オー・メソッド出版)という単語帳です。まずは毎日1unitのペースで1周します。このとき注意したいのが、1周し終わったころには最初のほうの単語を忘れてしまっていることです。空いた時間に以前やったページをこまめに見直すのもいいですし、覚えにくかった単語を単語カードに書きだしてそれを見直すのもいいでしょう(個人的には後者のほうがよかったのですが…)_(149 加藤勇人)

「単語帳やカードをいつやるか。これもなかなか難しい課題です。私はやり慣れた単語帳や単語カードは地下鉄やバスでやって、初めて手をつけるものは机でじっくりと時間をかけて取り組むようにしました。やはり初めて見る単語は慎重に覚えるべきです。単語を覚えられるか否かは、最初見たときに覚えたか否かに直結していると思います。最初に|単語を見たときに覚えないと、その単語に「難しい」というレッテルを貼ってしまい、その単語に対して苦手意識を持ってしまうからです。だから、初めて見る単語は慎重に時間をかけて覚えましょう」(149-150 加藤勇人)

「文法は先ほども説明したように、中澤先生の『Flash! Grammar Tips1・2』を使っていました」「その際、「My Tips」といって、小さめの手のひらサイズのノートに自分の苦手分野を項目別にまとめてピックアップすると、空いている時間にチェックすることができる|ので、効率良く覚えることができます。苦手分野は一日のうちいかに多く目を通すかで、すぐ克服できると思うので、触れる機会だけでも自分で作ってみてください」(177−178 鈴木美紀)

「直前期はその文化史のテキストをコピーして、サランラップに包んでお風呂の壁や洗面所の壁に貼り、髪の毛を洗いながら、髪の毛を乾かしながら、ひたすら食い入るように見ていました(笑)
細切れの勉強時間はあなどれません。いかに工夫して生活に取り入れるかも重要ですよ。どこでも勉強する時間を作り出してみてください。意外にも無駄にしている時間は多いものです。そこで差を少しでもつけましょう」(180 鈴木美紀)

『私の早慶大合格作戦 2011年版part2』

単語帳を「何度も繰り返しながら、よく忘れてしまう単語をノートなどに書いて、電車などの移動中にチェックなどすると、効率よく覚えられる。CDやフラッシュカードを使って、音読したながら暗記すると覚えやすくなる」(36-37 匿名希望)

「私は全教科、間違えた問題や正解していても解説を見て足り|なかったものをノートに写し、電車の移動中やバイトの休憩時間などこまめに見ていました。そもそも間違えた問題を次に出来るようにすること以外に、学力を上げる方法などないと思います」(154-155 猪又雅司)

日本史のゴロ「付属のCDを細切れ時間に聴くことで、さらに効果的に暗記することができました」(186 早瀬雄一)

『私の早慶大合格作戦 2010年版part1』

「また、私はク|ラスのDSブームにのっとって、山川出版社の日本史ソフトを買って、持ち歩いてヒマなときにやりました。常に接しているという心がけが大切だと思います」(75-76 大岩千紗)

『私の早慶大合格作戦 2009年版』

予備校ある教師の「授業はスピーディーで、ムダなものが省かれている。この何十枚もあるプリントを、私は2年間かけてじっくり覚えていった。あるときは縮小コピーしてポケットサイズにして、ちょっとした時間に見直した」(101 野村明義)

世界史の参考書について「何度もこの中のゴロには助けられました。もう一つオススメなのが、授業を録音したものを、食事中、歯みがき中などに聴くことです。|私は夏や冬に代ゼミのフレックスサテライン(諸岡先生)を取って、カセットに録音して常に聴いていました。英語と同じで、やはり暗記は何度も触れることがいちばんです」(187-188 石川昇)

『私の早慶大合格作戦 2008年版 part1』

英単語「覚え方としては、別売りになっているフラッシュカードで一日1~3ユニットを一回5・6個ずつ休み時間などに少しずつ覚えていき、次の日の朝にもう一度通して見ると効果的です」(26 猪口翔)

『私の早慶大合格作戦 2007年版 part1』

「②(注 英熟語の参考書)は暗記の助っ人というのがあって、覚えづらい熟語もわりとスラスラ入りました。CDも買い、電車の中で聞いていました」(49 石渡健輔)

「ちなみに憲法は夏休みに毎日お風呂で暗唱して覚えました。政経はこの方法で模試では最高偏差値77までいきました」(85 市原弘規)

「私はiポッドにリスニングのCDをすべてまとめ、移動時間中に聞いていました。単語帳の音読CDなどもiポッドに入れておくと持ち運びが便利ですし、無駄な時間を節約できます」(126 石井誠)

「私はこの問題集を、いつもフラッシュカードと一緒にポケットに入れていました。空いた時間、休み時間や待ち時間にも勉強できるようにです」(176 村山天生)
古文単語帳「これはCD付属のもあり、私はMDに入れ、自転車での通学、通塾時にずっと聴いていました」(180 村山天生)

ここまで『私の東大合格作戦』と『私の早慶大合格作戦』を見てきた。
さて、ここから見えてくるのは受験生の「ノマド・スタディ」の手法の特徴である。

1,ノマド・スタディは「情報カード」「サブノート」「ミニノート」に暗記事項を書くことによって為される行為である。

2,東大合格者よりは早慶合格者のほうが「ノマド・スタディ」記述が多い。

3,2はブルデューの言うところの「ディスタンクシオン」の違いである。つまり、一見泥臭さのある「ノマド・スタディ」(=いつでも・どこでも学習)記述は「スマートさ」のある文化貴族である東大合格者の合格体験記では「敬遠」され、逆に早慶合格者には自己の努力資本を示すものとして賞賛される結果となる。

この1〜3から読み取れるのは、「ノマド・スタディ」の格差性である。東大合格者のほうが「スマート」な「ノマド・スタディ」記述となっている。

参考文献

浅田彰, 1983, 『構造と力――記号論を超えて』勁草書房.
『千のプラトー』
中谷健一, 2010, 『「どこでもオフィス」仕事術――効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法』ダイヤモンド社.
和田(1994):受験勉強マニュアル
斉藤日出治, 1999, 『ノマドの時代[増補版]――国境なき民主主義』大村書店.
高島徹治(2007):『もっと効率的に勉強する技術!』 すばる舎 (2007/7/20)
佐々木俊尚, 2009, 『仕事をするのにオフィスはいらない――ノマドワーキングのすすめ』光文社.
竹内洋(1991):『立志・苦学・出世』講談社。

立川第一デパート主義。

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東京都・立川駅周辺にはいくつもの百貨店がある。

ルミネ、高島屋、グランデュオのほか、フロム中武、伊勢丹などなど。

その中で、一番地味なのは「第一デパート」である。

いまどき看板が昭和の風情を出しており、内部もダサい。
お客も言うほど多くない。

立川の百貨店のほとんどにある「オリオン書房」の他は、知られた店が少ない。

ハッキリ言って「すたれた」百貨店である。

しかし、札幌にいる今、無性に懐かしく「立川」らしさを感じるのは第一デパートである。

田舎から出て来て、立川で高校時代を過ごした私にとって、立川は新宿以上に魅力的な都会だった。

しかし、私には立川の他の百貨店はきらびやかすぎて入っても落ち着くことが出来なかった。

それは「もぐりこむ」隙間のなさによる。
私が好きなのはフラッとベンチに座り、そのまま何時間も本を読んでも起こられない場所である。

第一デパートはまさにそんな空間であった。
洒落た洋服屋もなく、ダサいテナントが多い。

しかしそんな雰囲気がなんとも落ち着いていた。

教育学において、学校建築の再考が訴えられている。
いちばん多く語られるのは、合理的に「多数の生徒を入れるハコ」としての学校をやめること、である
合理的・無機質・均等に配置された教室は、「合理的」であるもののそこでのんびりしたり、ほっとしたりすることを想定していない。
だからこそ「子どもが潜り込める」空間・時間のある学校建築が目指されている。

立川第一デパートはそんな潜り込める空間が多々あった場所である。
活気はないものの、何か落ち着くものがあった。

そういう、潜り込める空間を私は求めていた。

そういう潜り込める空間を、札幌にももっと見つけたい。
それが今の願いである。

☆執筆後確認した所、この第一デパート、なんと2012年に閉店したとのこと。
あの空間はもうない…。そう思うと「青春」の何かを失った気が…。