2012年 9月 の投稿一覧

人生は「具体的に」でうまくいく!②

中谷彰宏さんのCD,好きでよく聞いています。

彼をみていると、「007」シリーズを思い出します。

「こんにちは、中谷彰宏です」

これはちょうどジェームス・ボンドの
「My name is Bond. James Bond.」
に通じるものです。

初めに「具体的に」、下の名前まで言ってしまう。

その瞬間から、
どこかにいる「ボンド」さんでも「中谷」さんでもなくなります。

目の前にただ一人存在する(=実存)、中谷彰宏ただ一人として
自己紹介を出来るのです。

私も自己紹介の際、必ず「藤本研一です」と伝えています。

何故か?
それは「具体的に」いうことが、「ただ一人」性を高めるからです。

苗字しか言わない人は、ある意味集合名詞を自己認識にしている人です。

あるいは会社名を頭につけて、なおかつ苗字しか言わない人もいます。

「パナソニックの齋藤です」

この場合、集合名詞が二つもあり、何も引っかかりがなくなります。

具体的に言う場合、脳は単なる「パターン」としてではなく、
新たな事象として認識しようとします。

既存のパターンや既存のカテゴリにはめることを脳が諦め、
その人「ただ一人」という意識が強化されるのです。

だからこそ、今日からは自己紹介の際、フルネームを言いいましょう。
そのほうが、相手の引っかかりが強くなります。

高校生の頃の私は、人の名前を覚えるのが苦手でした。
「確実に覚えた」と思っている人に対しても、
「間違っていたらどうしよう」と思い、「ねえ」とか「そういえば」とか、
その人の名前を呼ばずに済ます方法をたくさん「発明」していました。

これ、よく考えると相手と全く仲良くなれない方法だったなあと反省しています。
誰であれ、「ねえ」としか毎回呼ばれないと嫌になります。

だからこそ、ちゃんと名前をフルネームで呼ぶことが大事なのだと思います。

「具体的」のヒント…フルネームで互いの名前を呼ぼう。

通信教育制度研究会で発表してきました!

9/15、北海道大学・高等教育推進機構N棟 N115で開催されました、

「第3回 通信教育制度研究会」。

今回、私・藤本研一が発表させていただきました。

その模様は以下のリンクをご参照ください。

様々な研究者の前で発表すると、
良いコメントを頂けます。

実践と研究がリンクしている分、大変ためになる会でした。

発表させて頂き、大変ありがたいです。

 

https://blog.livedoor.jp/seisasapp/archives/51906286.html

人生は「具体的に」でうまくいく!①

「いろいろ」では伝わらない!

 

私は現役の高校教員です。

そのため高校生の文章をよく読みます。

彼ら/彼女らは「いろいろ」とか「たくさん」とか、抽象的・曖昧な言葉を多く使います。

 

そんな文章を書いてみましょう。

 

「きのう、いろいろな人に会い、いろいろなことをしてとても楽しかった」

 

小学生レベルの作文となってしまいましたが、「いろいろ」がいかに人に「つたわらないか」、よくわかります。

 

「小学生レベル」と思っている人、いるかと思います。ですが、就職活動中のエントリーシートでも、同じようなミスを散見することがあります。

 

「私はテニスサークルで幹事長を務めました。あるとき、サークル内で部員同士の派閥の闘いがありました。幹事長として、この衝突を解決したい。そのために色々行動をしました。いまでは幹事長の経験は宝物になっています」

 

どうでしょう? 一番肝心なところに「色々」を使っています。

読み手としたら「え、こんなところで使わなくても…」とがっかりしてしまいます。

 

読み手である企業の人事係は「きっと殴りあったり、反目したり、懐柔したり、なにかおもしろい展開があるに違いない」と「期待」して読んでいます。

それが「いろいろ」ときた瞬間、ガクッとしてしまうものです。

 

「具体的に」のために…「いろいろ」を使わない。「いろいろ」が役立つのは「人生いろいろ」のみ。

私がネコワーキングで学んだこと。

私の大学院生時代は、1年生の頃と2年生の頃で大きく異なる。

 

1年目の私は、怖いもの知らず。
めちゃくちゃ社会学の本を読みまくり、
「新たな社会学の1ジャンルを作る!」と意気込んでいた。

2年目の私。途中で挫折する。

「研究に意味があるのか」
「進路は大丈夫なのか」

考えすぎて欝気味になる。

そんな私にも「転機」があった。

 

たまたま友人の紹介で、大学そばの商店街
「地蔵通り商店街」(文京区)に行った。

そこで地域活性化に取り組んでいたのが
広瀬さんであった。

 

 

東京なのに、「地域活性化」。

しかも、言うことが変わっている。

 

「東京・文京区の活性化には人口を減らすことが必要。東京の人口を地方に送り、人口を適正規模にすればいい」

シンプルでわかりやすい説明であった。

 

そんな広瀬さんがコワーキングスペースである「ネコワーキング」を作っている動きを知った。

 

ちょうど翌日、漆喰塗りをする、という。
会って早々にその話になり、「面白そうだな」と思った。

そして翌日も漆喰塗りを広瀬さんと行った。

 

漆喰を塗っていると「インターンシップをやらないか」とリクルートされ、そのまま大学院卒業までインターンとして働かせていただいた。

 

広瀬さんから学んだことは3つある。

 

1,どんなことでもイベントに出来るということ

 

広瀬さんはネコワーキングでの壁塗りも、
ネコワーキングの主たる猫たちの名付けも、
なんでもイベントにしている。

 

利用者同士をつなげ、新たな発想が生じるように工夫をしている。

 

2,今の時代、すぐに動かないと意味が無いということ

 

大学院生の頃の私は「いつか、〜〜をする」という夢をいくつも持っていた。

バーの経営やフリースクールを作るなど、「いつか〜〜しよう」というはかない夢だった。

ネコワーキングで学んだのは「いつか」は来ない、ということだった。

 

「フリースクールを作りたい」といった際に返ってきた内容。

ならば週に1度はどこかのフリースクールに見学に行け! フリースクールをつくった人の話を聞け! どこかのフリースクールでインターンシップをしろ!

 

強烈なメッセージである。

 

学生気分の私にとって、どんどん動き、形を作ることに、はじめは戸惑いがあった。

しかしものごとがどんどん進んでいくのは非常に楽しい。

だからいまの私にははかない夢はなくなった。

「いつか〜〜する」という夢もなくなった。

日々の行動で「〜〜歳の時に〜〜する」という夢に変わっていった。

 

3,やみくもに就職活動や研究をするくらいなら、その業界トップのクリエイターや社長、NPOやフリーランスの話を聞きに行くほうがよっぽど役立つということ

 

しょうもないOB訪問や会社訪問をするくらいなら、
学生時代に業界トップの話を聞きに行くほうがいい。

実際、ネコワーキングのインターン中、広瀬さんの紹介でいろんな人にお会いした。

フリーランスやノマド・ワーカー、NPO関係者など、普段会わない人とお会いする事となった。

実際、広瀬さんのお知り合いは面白い人が多い。

 

金を出してでも「すごい人」に会いに行く事の大切さを学んだ。

 

この3つ以外にも実践的な内容もお教えいただいたが(猫の世話の仕方なども)、
広瀬さんとの出会いがなければ、いまの自分は札幌で働いてもいないし、

休日にバーテンやイベントもやっていないし、
札幌に住んで2週間後に市民活動団体を立ち上げることもなかっただろうな、と思っている。

 

 

・・・広瀬さんから教わったことを忘れないため、
私のFacebookのTop画像はネコワーキングのインターンシップ時代のものです。

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いまから何年も前のインターンシップ経験ですが、
いまだに(そして「学校」をやめてしまいフリーランスになった今こそ)役立っています。

 

金を出してでも、学生時代のインターンシップはやるべきだな〜、と思います。

 

 

アクション映画のテーマ

アクション映画のテーマはいつも組織と個人。私が映画をみるのはその一つの解法を知るためだ。

藤本研一

映画館と人生

ネガティブなときは映画館に行こう。つまらない日常など、アクションとロマンスで打ち砕くのだ。悩みもイライラも、一幕のうちに捨て去ってしまえ。

「勝手にやる」ということ

私は「奇しくも」早稲田で大学・大学院時代を過ごした。

行きたくて行った大学ではない。

「そこしか受からなかった」から、早稲田の教育学部に通うことになった。

早稲田ではなく、本当は慶應に行きたかった。
けれど、「運悪く」行く事ができなかった。

慶應は皆で助け合う。

一方、早稲田は「単独者」。
慶應と違い、群れない。

その代わり、なんでも自分で・「勝手に」やることが賞賛される。

守ってくれるものがないからこそ、自分でやらなければならない。

私は卒業して、ようやく早稲田の気風がわかった気がする。

 

団体・組織に頼るのは慶應にやること。
早稲田はなんでも「勝手に」やる。

道がないなら、道を作る。

前例がないなら、前例を作る。

自分ひとりでも、何かをやる。

 

「早稲田は何もしてくれない。
しかし、〈何か〉をしようとすれば早稲田は応えてくれる」。

よく言われるメッセージだ。

早稲田にいた間も〈何か〉をしようとしていたが、
形にするほど自分はアクティブさが足りなかった。

早稲田を出た今、もっともっと、早稲田らしさを発揮していきたい。

早稲田の精神。
それが「勝手にやる」ということだろう。

 

試験を終えたばかりの「誰か」へのメッセージ。

ある時、東京大学の教授が学生にレポートを提出させたそうです。

教授はそれにA・B・C・Dのアルファベットを書いて返却しました。
Aの書かれたレポートを受け取った学生はすごく喜びます。
反対にDのレポートの学生はすごく落ち込んだそうです。

でも、これは教授の考えた実験でした。

教授は中身を見ないで適当にアルファベットだけを書いていました。
A・B・C・Dはレポートの評価ではなかったのです。

それなのにAの学生は異常に喜び、Dの学生は必要以上に落ち込んでしまったのです。

この実験から試験の点数・評価のみに一喜一憂することはあまり意味のないことであるとわかります。

一喜一憂することよりも、自分がテストで×のついた問題をノートに書き、もう一度覚え直すことの方に力を入れましょう。

試験が終わった日の間にやると、気持ちがスッキリとしますよ!

日本通信教育制度研究会で、発表します!

藤本研一です。

私の働く私立通信制高校について、
9/15にお話させて頂きます。

日本通信教育制度研究会、札幌での開催です。

私の出番は16:40からの予定です。

よければ「真面目モード」の私を見に来てください(いつもそうですが)。
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第3回通信教育制度研究会

日時 : 平成24(2012)年9月15日(土)14:00~18:00 ※終了後に懇親会を予定
会場 : 北海道大学 高等教育推進機構N棟1階N115 地学第2実験室
(札幌市営地下鉄南北線北18条駅から徒歩10分)
主催 : 通信教育制度研究会
協賛 : 日本通信教育学会
参加費 : 無料(懇親会費は別途)

テーマ① : 酪農学園における通信制農業教育の歴史
発表者 : 十倉宏(酪農学園大学)

テーマ② : 大学通信教育の社会的な役割-パネルデータ分析から
発表者 : 田島貴裕(北海道大学)

テーマ③ : 星槎国際高等学校における「毎日通える通信制高校」の取り組み
発表者 : 藤本研一(星槎国際高等学校)

申込方法 : 下記の参加申込みフォームへ必要事項をご記入の上、サイトからお申込みください
申込締切 : 平成24(2012)年9月10日(月)

https://jade.r-cms.biz/topics_list20/