education

江戸時代の「普通」の暮らしがわかる!究極の歴史学習マンガ『大江戸食べコロジー』

歴史学習には「普通」の人々の歴史を知るのが大事だ

 

歴史を勉強していると、
その時代の将軍や天皇についての学習が殆どです。

当時、「普通」の人がどんな生活をしていたか、
知るのは「歴史」の教科書だけでは足りません。

images-2

「文化史」という中では、
「元禄文化」「化政文化」などの
華やかな文化を学びます。

どうしても「普通」の人の生活がわからないんです。

また「一揆」「うちこわし」ばかり勉強し、
「普通の暮らし」「わりと幸せな日常」がわからなくなるんです。

「普通」の人々の暮らしを知っておくと、
歴史が急に身近に感じられます。

歴史を学ぶ合間に、
こういう本を読むとがぜん歴史が面白くなりますよ!

「食」から江戸時代を知るマンガ

 

『大江戸食べコロジー』は、
江戸時代の人びとの暮らしを
「食」の点から示してくれます。

あの『酒のほそ道』という酒マンガ、
うなぎ料理のみをピックアップした『う』といううなぎマンガを描いているラズウェル細木の作品です。

マンガに混じって時折入る時代解説が
たまらなく面白いです。

「冷蔵庫いらず」
「江戸の町には多くの物売りがいて、長屋のある路地(裏店)には毎日、入れ替わり立ち替わり様々な生活用品を売りにやってきた。人々は、その日に消費する分だけを買えばよく、買いだめとして備蓄しておく必要はなかった。狭い長屋でもこうしたシステムのおかげで、便利で無駄の少ないエコロジーな暮らしをすることが出来たのである。」(9)

ある意味、コンビニが「向こうから家の前までやってくる」イメージ。

images-1

重い醤油も、醤油売りが来た時にビンにそそいでもらって買えるのです。

 

江戸の意外な側面も。

「結婚できない独身男性がたくさんいて、そうした人々が暮らしやすい街づくりがされていたとも言える」(185)

 

個人的には東京の「深川」には
真水の井戸が無く、
「水屋」から買うのが当たり前、
というのが面白かったです。

深川の人は、いまでいう「ミネラルウォーター」を買っていたのと同じなんですね~。

こういう知識があると、
歴史が急に身近になりますね!

 



ブログランキング参加中!1日ワンクリックをお願いします!

教育・学校 ブログランキングへ

 

こちらもオススメ!

  1. あえての「北海道」論。 (2)
  2. 北海道的ネーミングセンスな建物たち。 (2)

 

人生の途中でも、自分史を書こう。

コンテンツ
(1)水曜日が恐かった頃
(2)自分史を書くと、人生の豊かさに気づく。
(3)人生の途中でも、自分史を書こう

 

(1)水曜日が恐かった頃

 

学生時代、水曜日になるのが恐い時期がありました。

講演会を企画するサークルに入っていたのですが、
毎週水曜になるたびに「リーダー会」をやっていました。

 

たしか水曜21:00から2〜3時間ほどやっていた気がします。

 

この「リーダー会」、
毎回「ツメられる」んです。

 

要はダメ出しの連続。

 

「あの部分、どうなってるの?」
「ここは集まりが悪いよね」

images-5

あれこれ先輩から、同輩からツメられてばかりで
うんざりしていました。

 

イベントは好きだけど、
反省会はイヤ。

 

そんな感覚が育っていったわけです。

 

この「リーダー会」の感覚は、
私の中で「隠しておきたい記憶」となっていました。

 

楽しくもないし、
辛いだけ。

もっと楽しくやれないの?

 

そんな感覚が自分の中にあるのです。

 

でも、フリーランスとなったいま、
あの時の記憶をもう一度振り返っています。

 

本当に、「イヤ」な思い出しかなかったの?

自分に問いかけているのです。

 

学生のイベントですから、
「収益」を目的としているわけではありません。

 

「無料」でも「社会的に意味のある講演会をやる」
「そのイベントを通して、自分もサークルのメンバーも人間的に成長する」

そんな目的を掲げていたのです。

 

この目的については、
自分も賛同していました。

そして、社会人を経験してから見ると、
「ああ、あれってこんな意味があったんだな」と
わかるようになりました。

ちょっと大人になれたような気がします。

 

(2)自分史を書くと、人生の豊かさに気づく。

images-2

さて、なんでこんな文章を自分が書いているのでしょう。

それは「自分史講座」を現在企画しているからです。

 

自分の生きてきた歴史。
それを自分の言葉で書く。

それが「自分史」です。

 

そんなわけで私自身、
自分の「自分史」を書いているのです。

 

「自分史」を書いていると、
なぜかどんどん「頭の中」が整理されていきます。

 

書いていると、ふと
「そういえば、あんなことがあった」
「あの時、あの人に助けてもらえた」
「あの件では怒られちゃったけど、いま思うとこういう意味があったんだ」

 

記憶がどんどん戻ってきます。

文章を書いていると、
自分の人生の一コマ一コマが蘇ってきます。

 

ちょうど、「走馬灯」のように・・・(死なないけど)。

 

そんなわけで、
「あす、水曜だな」という記憶から
「リーダー会」の記憶が蘇ってきたわけです。

 

あのイヤな記憶がよみがえるかと思いきや、
意外に「いい記憶」となっていました。

 

私自身、大人になったということでしょうし、
社会に出てから
「同様のケース」に山ほどぶち当たりました。

 

そのため、
「ああ、懐かしいなあ・・・」という
「思い出」と変化してるのです。

 

そう。

記憶は「思い出す」と
頭の中で変換されます。

 

時間が経ったものほど、
懐かしい記憶として戻ってくるのです。

 

 

(3)人生の途中でも、自分史を書こう

images-3

「自分史」の本を書店で探すと、
どれもこれも「高齢者向け」のものばかり。

 

でも、「自分史」は何も「高齢者」だけのものではありません。

 

寺山修司も若い頃に「自伝」を書いています。

サンクチュアリ出版を作った高橋さんも、「毎日が冒険」は20代のころの自伝です。

 

思うのですが、「自分史」は有名人でなくとも、書くべきなのです。

 

なぜって?

まずは純粋に「楽しい」から。

 

自分しか経験できていないエピソードが
たくさん見つかるのです。

 

「ああ、昔こんなことをしていたな」
「昔、こんな目標があったっけ」

 

高齢者の「自分史」の場合、
「それに気づいて終わり」な側面もあります。

 

(だから「エンディングノート」や「終活」の一環として、
自分史は書かれることがあるのです)

 

でも。

 

「自分史」を書いている中で気づいたことを、
そのまま実践できるのです。

 

それが「人生の途中で自分史を書く意義」です。

 

私はそれを伝えていきたいと思っています。

 

ただこの自分史。

いざ書こうとすると、ちょっと大変です。

 

間違えなく、途中で一度「飽き」ます。
ツラくなる瞬間もあります。

 

だから「作文教室ゆう」を運営している者として、
楽しく「自分史」の書き方を講座でお伝えしたいと思っています。

 

ちょうど、
札幌市・宮の沢のコミュニティカフェ「ふうしゃ」様にて、
「はじめての自分史講座」を行うこととなりました。

 

詳細は以下の通りですが、
「人生の途中での自分史」もお伝えしていく予定です。

 

さあ、講座の準備だ〜!

 

【はじめての自分史講座〜大切なご家族に、「あなた」を伝えませんか〜】

【日時】平成28年6月24日(金)13:30〜14:30
【場所】コミュニティカフェふうしゃ(https://www.facebook.com/events/1099239886799653/札幌市西区西町21)
地下鉄東西線「宮の沢」駅 徒歩5分
【費用】無料

イベントページとお申し込みはこちらから!


ブログランキング参加中!1日ワンクリックをお願いします!

教育・学校 ブログランキングへ

 

 

こちらもどうぞ!

  1. イキナリ起業すると失敗する理由~起業の前には、イベントをしよう。~ (3)
  2. 創造性を日常に設計する (2)
  3. ノマド・スタディ考。 〜「いつでも・どこでも」学ぶことの陥穽とその対策①〜 (2)
  4. PCはアイデアを殺す道具? (2)

「声優になりたい!」人にはビジョンがない!?

世の中、やたらと「声優になりたい!」人が多すぎる気がします。

images-1

高校勤務時代に気付いたことです。

他にもお笑い芸人や歌手やダンサーなどを含めると、
この手の夢を持っている人が「多すぎる」気がします。

あ、You tuber(ユーチューバー)もそうですね。
You tuberになりたい人、小中学生と話していても本当に多いです。

別にその夢自体に問題があるわけではありません。

声優が好きで「自分も声優になりたい!」思いは「行動の動機付け」になるものです。

ただ。

「その先」のビジョンがない人が多すぎます。

「どんな声優になりたいの?」
「声優の仕事で、何をしたいの?」

これは「声優の仕事って、ほとんどない」という現状を伝えることとは少しちがいます。

大事なことは、「声優を目指す」ことではなく、「何のために声優を目指すのか」という問です。




この部分、起業したての私も、

起業した先輩たちにいつもお教えいただいているところです。

「あなたは何のために起業したの?」
「売上の目標は?」
「どうやってその金額を売り上げるの?」

いつもご指導いただいているわけですが、

これらの根底はすべて
「何のために起業したの?」です。

起業をした内容についてはあまり聞かれません。

ただ聞かれるのは「何のために」の部分です。

これは私が教育系の起業だから、ということとも近いです。

教育系の起業は、ハッキリ言って「大儲けできる」ジャンルではありません。

私立学校や塾の現状を見ていてもそれはいえます。

だからこそ、「何のためにそれをしたいの」が必要になります。

要は「思いを持ってやってるの?」ということ。

単に「声優になりたい」人は、
「何のために」が足りない気がします。

さて、この「何のために」というのをカッコよく言うと「ビジョンがある」ということでしょう。

何をどうしたいかということの根底に、
「それを通して何をしたいか」という思いを載せていくことが重要です。

別にいま仕事がなくても、
ビジョンがあれば「別の仕事」に活かすこともできます。

images

例)「声優」の仕事はなくても、「特徴的な声で対応できるテレオペ」になる など

「何のためにそれをするの?」。

カンタンなようで、難しい問です。

だからこそ、真剣に問い続けるべきことでしょう。




ブログランキング参加中!1日ワンクリックをお願いします!

教育・学校 ブログランキングへ

 

 

こちらもどうぞ!

  1. イキナリ起業すると失敗する理由~起業の前には、イベントをしよう。~ (3)
  2. 創造性を日常に設計する (2)
  3. ノマド・スタディ考。 〜「いつでも・どこでも」学ぶことの陥穽とその対策①〜 (2)
  4. PCはアイデアを殺す道具? (2)

書評『君はいつでもはじめられる〜自分を活かすために「働く」ということ〜』

「何かやりたい!」
「起業したい!」
「でも、何からやっていいか分からない!」

そんな時、役に立つのは本か人。

 

の場合は励まし系の本。
の場合はコワーキングスペースなどが該当します。
(参考:イキナリ起業すると失敗する理由~起業の前には、イベントをしよう。~

 

「やってみたい!」ことがあっても、
やり方が分からない。

そうこうする間に、
「まあ、いいや」。
なにもしないまま時間が過ぎていく。

 

今日ご紹介する片岡勝さんの『君はいつでもはじめられる』は、
「なんでも良いから、何かやりたい!」人に役立つ本です。



 

 

「何か、やりたい!」人は2つのパターンに別れます。

(A)本を読まずにまず「動く!」人と、
(B)やたら勉強する人。

 

(A)本を読まずにまず「動く!」人は、
まさに本書の著者・片岡さんに近いタイプ。

「なんでも良いからやる!」という人です。

このタイプの人は、「我流」にこだわる傾向があります。
アドバイスを聞きたがらない人もいます。

だからこそ、「あえて」本書のようなものを読むと
活動の方向性が広まります。

seminar-843612_960_720

(B)の「やたら勉強する人」は、
意外にたくさんいます。

「あの資格を取らないと、独立できない・・・」
「7つの習慣も読んで、ドラッカーも読んで・・・」
「まだ自分には早い」

本当にたくさんいます。

ですが、そんな人にはあえて本を捨てて
「何かする」機会が必要です。

 

そんな人は「この本」を一度読むと良いでしょう。

書評はこちらをご覧ください。

 

片岡さんの『君はいつでもはじめられる』でも、こういう指摘があります。

 

完璧思考の人はいつまでもその位置にいたままだ。ある起業家は僕に「目指せ60点」と言われ、何だかすべてが楽しくなったという。「赤点でなければいい。続けよう」と前に進めるようになって、次第にやっていることも充実していったという。(122)

 

あえて不完全でも良いから始める。

重要な指摘ですね。

 

さて。

片岡さんの『君はいつでもはじめられる』。

私にとっても、得るものの多い本でした。

読みやすく、すぐ読み終えることができます。

 

慶応大学卒業後、大手銀行に勤務。
そこに「なにか違う」と思い起業し、
全国で市民活動やNPO・ボランティア活動等を支援している人です。

 

何かやりたいときに読むと、元気が出る本。

この後は抜粋を載せておきます。

 

気軽にはじめてみればいい。自分のゴールに向かって小さくても一歩踏み出せば、不安は解消してしまうし、きっと自分への可能性が見えてくる。そうすれば、もう君の目の前には自由な階段が広がっているのと同じだ。そこには面白いことがたくさん待ち受けているにちがいない。(19)

 

要するに、一流の人間は自分で考え出して、自分の仕事をつくり、自分で食っていく。二流は専門職。自分の専門性で勝負する。その人がいてもいなくても成り立ってしまう大企業で働くのは三流なのだ。(48)

 

まずはじめたことをしゃべりまくる。熱く語るとまず、仲間が共感し、口コミで広がる。そのうちマスコミが取材に来る。そこでも熱く語る。そして、マスコミに出るとちゃんとしたビジネスだと世間も思いはじめて、そのビジネスは僕の口先から離れて一人歩きしていく。(32)





面白いことをやると人が動く。生産も消費もそれが動機づけになっている。
そのためには自分が面白がらないとはじまらない。これが本当にいいのか、面白いんだろうかと悩んでいるうちに面白いものもどんどん変わっていく。それでは面白さに乗り遅れる。面白いことに直感的に乗っかっていこう。
今の時代は変革期。やりたい放題やるヤツがチャンスをつかむのだ。(94)

 

僕の場合、サラリーマンを辞めた後、最低限の生活を実験した。新聞、つき合い、車も全部捨てた。新聞を見ないから考える。車がないから歩く。するといろいろなものが目につく。景色がまったく違った。小さな花が咲いている、風が吹いていることも気づかなかったサラリーマン時代の自分に気づいた。気づかないというのはビジネスにとっては致命傷だ。(97)

 

僕は24時間以上迷わないことにしている。時間をかけたからって、上手くいくことなんてない。放置せずその場で決めてしまうことが肝心。(114)

 

 

・・・さあ、早速動こう!

今日は北18条で作文教室ゆうの授業日だし。

 

宇宙飛行士というノマド。

この前、札幌市立の青少年科学館にいきました。

 

そこにあったのが、宇宙飛行士・山崎直子さん関連の展示。

 

日本人女性としては2人目の宇宙飛行士

山崎さんが宇宙に持って行ったという品々を飾っていました。

IMG_6303

 

この展示、なかなか「面白かった」です。

 

それは宇宙飛行士というシンプルライフを垣間見た気がするからです。



宇宙ステーションもスペースシャトル内も、
限られた荷物しかもっていけません。

 

こっそり荷物を増やすだけで、
燃料費が変わってきてしまうことも・・・。

 

ギリギリまで「私物」をしぼっている感じ。

 

とっても面白かったです。

 

宇宙にも「ポストイット」は必要だったり、
ドライバーやハサミをまとめた「多機能ナイフ」を使っていたり。
(飛行機だと持ち込めないのですが、宇宙船だと持ち込めるのがいいですね)

 

 

けっこう使える「テープ」。
やっぱり積み込まれていました。

 

宇宙飛行士を参考にすると、
持ち物を減らせる!

 

そう感じました。

 

宇宙ステーションを模した展示も、なかなか力を入れています。
中に入ると・・・。

 

ある工夫が見つかりますが、
それはお楽しみに!!!

 

 

そんな札幌市立の青少年科学館。
最近リニュールアルオープンしています。

url-1

展示がパワーアップ!
特にプラネタリウムはこの4月に新しくなりました。

星の数、なんとこれまでの10倍、1億個。
ぜひ行ってみてください〜。

 

大人も、けっこう楽しめますよ(たぶん)。

札幌市青少年科学館

 

こちらもどうぞ!

 

  1. 夢と、思いと、今の自分と。 (2)
  2. 「自己啓発」はあなたを不幸にする!〜リチャード・ワイズマン, 2009,『その科学が成功を決める』文秋文庫〜 (2)
  3. ノマド・スタディという発想 (2)
  4. 苫野一徳, 2014, 『「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学』① (2)

カフェを「サヨナラ」する日/新たに始める日〜『カフェという場のつくり方』〜

きょう、ブログで取り上げた山納洋さんの『カフェという場のつくり方』。
(参考:「シーズ発想」と「ニーズ発想」って?〜「やってみたい!」を考える〜

 

そこに書ききれないくらい、この本は得るものが多い本、でした。

 

images-2

その中で気になったのがカフェに「サヨナラ」する日と、
カフェを新たに始める日についての記述です。



まずはカフェに「サヨナラ」する日について。

 

アメリカの文豪・ヘミングウェイ

 

「老人と海」「武器よさらば」の著者と聴くと、
「ああ!」と気づく人も多いかもしれません。

 

ヘミングウェイは売出し中の若手時代、
カフェでチャンスをつかみました。

 

ですが後年はカフェの「悪徳」に気付き、
カフェに「サヨナラ」しているのです。

 

パリに着いたなかりの頃、ヘミングウェイは先輩の助言を受け入れ、文学界で最も重要な人物たちを探して歩きました。そしてカフェに集っていた作家や編集者たちと出会い、語らう日々を送ります。こうしたカフェでの出会いから、彼は雑誌で作品を発表する機会を得ていきましたが、やがて彼はカフェに集う人々の中に”悪徳と集団の本能”を見て取るようになり、名声を得てからはこうしたカフェ的生活から距離を置くようになっています。(173-174)

 

口悪くいうと、「だから悩みを相談する人がいなくなって自殺したんだ!」という人も居るかもしれませんが・・・。

 

さてここから著者の山納さんは、

カフェという場には、人それぞ卒業するタイミングがるという事実を示しているように思えます(175)

とまとめます。

 

一方、カフェを新たに始める日についても書いています。

 

「カフェをはじめる!」だけでなく、
「カフェで自分の学びを伝える!」
「カフェでイベントをする!」ということもあてはまります。

 

例として、フランスの哲学者マルク・ソーテを例に挙げます。

 

フランスのパリ政治学院哲学教授の職を捨て、
日常生活を哲学で考える「哲学カフェ」を始めた人物です。

 

つまり、ソーテにとってのカフェとは、仕事や立身出世の機会を得る「インプットの場」ではなく、今まで培ってきたものを発信するための「アウトプットの場」だったのです。(176)

そのことを受け、著者はこう綴ります。

 

人生においていろんなことを経験し、自分の果たすべき役割を見極め、その先に社会や人と関わることのできる場所を求めて、カフェを志向するようになる。こういう人はもはや、大きな心の揺れに翻弄されることはないでしょうし、より多くをお客さんに与えることのできる存在になっているでしょう。そしてそういう場が増えることは、地域社会の活性化にも繋がるのではないかと思います。(176)

 

これ、実は怖い指摘です。

「自己肯定」「自己承認」されたいから
「お店を始める」という「シーズ発想」の人に、
カフェは合わない、という残酷な指摘でも在るのです。

 

 

だからこそ、人生の一時期にバランス良くカフェと関わることができる方法も、今の時代に必要なのではないかと思っています。
例えば、3年から5年の間だけ、多額の投資をすることなくカフェを開業することができて、辞めるタイミングが訪れた時には、そのお店を次の人に引き継ぐことができる、そんなシステムがあれば、カフェを通じて自分の可能性を広げられる人がもっと増えるのでは、と思っています。(176-177)

 

そうです。
この本、
カフェ、みんなやろうよ!楽しいよ!」というよりも、
カフェはキツイよ。でもやりたいなら真剣にやると、道が見えてくるよ!」という激励の書なのです。

 

実際、カフェはキツイです。
「その先」に輝きが見えてくるものなのです。

 

 

こちらもどうぞ!

  1. 上阪徹, 2013, 『成功者3000人の言葉』飛鳥新社. (3)
  2. 少年のび太が「ドラえもん」にサヨナラする日
  3. 心理的サヨナラ主義の考察。

イキナリ起業すると失敗する理由~起業の前には、イベントをしよう。~

前回は札幌駅北口のコワーキングスペース
育てるコワーキング札幌」の運営について記載しました。

【記事】コワーキングってなあに?〜「やってみたい!」をカタチにする場所〜

今回はそこから派生する話です。

名づけて、「イキナリ起業すると失敗する理由」。

起業を考えている人は読んでみてくださいね!

イキナリ起業すると失敗する理由

私は学生時代、東京にいました。

実は東京にいた頃から、コワーキングとはつながりがありました。

ネコワーキング」というコワーキングスペースでインターンシップをしていたからです。

そのコワーキングスペースでいろんな「大人」と関わりました。

images

プログラマーやWebデザイナーとしてバリバリ働いている人。
アイデア勝負で起業した人。
大企業をやめてフリーランスになった人。

いろいろな「大人」がいました。

自分のモデルとなる大人とたくさん出会いました。

当時より、なんとなく「起業したい」気分のあった私。

自然と、自分も「起業する」イメージが具体化してきました。

インターンシップを通して、「どういった分野で起業するか」考えていました。

塾やプロの家庭教師、
講座の開催などがまず思いついたもの。

インターンシップを続ける中で固まってきたのは、
Teacher’s Bar」というバーを経営するというアイデア。

教員及び教員になりたい人向けのバーというアイデアです。

普段、なかなか関わりのない学校教員が、
「安全に」「楽しく」お酒を飲みながら情報交換できる場。

特に教員はなかなかお酒を飲みにいけないし、
お酒を飲んでいると「こんなところで飲むな!」と言われてしまいやすい業種だそうです。
(「酒飲んでる間があるなら、もっと子どものために働け!」的な)

私の狙いは、
教員向けのバーを通して教育情報を集め、
そこから教育イベントを発信していく場にしたいというものでした。

そして教員間のネットワークをもたらす場にするということでした。

このアイデアをネコワーキングのオーナーにお話した所、
次の返答が返ってきました。

「じゃあ、一回イベントでやってみたらいいじゃん」

案の定、ずいぶん軽く言う人でした。

「いや、場所もないのにできないじゃん!」と思いました。

バーの場所を借りるのはお金がかかるし、
集客はどうやったらいいんでしょう。
お酒、まだ私は何も作れないし、料理もできない・・・。

やはり、あと何年かした後、
どこかで修行し、
ワザを磨いてからの起業だなあ・・・。

そう思っていました。

が、ふと気付きました。

オーナーは別に、いますぐ「バーを立ち上げろ」とは言っていません。

今できる範囲での「イベント」を求めていたのです。

だから公民館の1室を借りてもいいし(それだと数百円で借りれます)、
お酒でなくても御茶会でもいい。

いつも営業するバーでなくても、
月1で定期開催すればいい。

意外と、今の時点でできるような内容だったのです。

ちょうど知り合いと「教育キラクガタリ」という、
教育について興味のある人が集まってワイワイするイベントをその後やりました。

404273_333138456709575_1756939356_n

(結果的に、いまの「育てるパワーランチ」にもつながっています)




▼起業の前に「イベント」の開催が必要な理由

 

学生だった当時は気付きませんでしたが、
起業をする上で一番適切なアドバイスが「イベントをする」ということでした。

「イベント」をすると、
とりあえず起業した姿を自分でイメージできます。

イメージできると、「あ、起業にはこれが必要だ!」
「この力がいる!」と学べます。

例を挙げると・・・

・チラシの作り方
・集客の仕方
・お金の管理
・領収書の用意
・告知文
・イベントの進行
・企画立案

これ、すべて一度でもイベントをすると学べる力です。

そして、起業する上で必要不可欠な力です。

周囲にも「起業を準備している人」と宣言できます。
周りに言う以上、起業に向けて努力していくことができます。

なにより大切なのは、イベントで
潜在顧客を見つけることが出来る点です。

これ、本当に大事です。

私が何も分からず「Teacher’s Bar」をそのまま開業してしまっていたら、
お客も何も集まらなかったでしょう。

企業に必要な経営スキルも運営スキルも無いままだったはずです。

そして失敗し、廃業していたはずです。

起業。

私も4年ごしですることになりました。

そのキッカケが、
まさに「イベント」開催でした。

いまの作文教室ゆうも、
「作文で未来は変わる!作文講座」というイベントのなかで
具体的な姿を考えていきました。

起業したいなら、イベントをしよう!

すごく大切な点です。

だからこそ、イベントの支援ができる「育てるコワーキング札幌」は、起業したい人の大きな支えになるはずです。

お問い合わせはこちらから!

田中優『地宝論』子どもの未来社。

ここしばらく、日本の「地方」について考えるようになりました。

 

イケダハヤトさんの『まだ東京で消耗してるの?』ではありませんが、
東京以外の「地方」で活動していく可能性について普段考えるようになったからです。

 

 

札幌で各種活動をしていきたい私にとっても、
「地方」をどうとらえるか、必要な支店となっています。

 

田中優さんの『地宝論』(ちほうろん)はそんな中で読んだ本。

タイトルこそ「地方」を名乗っている本ですが、
読んでみるとどうも「反原発」「市民バンク」といった
「反政府」「反経済界」が強い本。
「地方」色ってあんまりないような・・・。

 

 

いまいち「これ本当なの?」という点も多い本ですが、
エネルギー政策について「こんな視点があるんだ!と気付ける本です。

 

 

世界の紛争地と資源の場所を照らし合わせてみると、話ははっきりします。世界の紛争地は、ほぼ5つの地域で起きています。「石油が取れるか、天然ガスが取れるか、パイプラインが通っているか、鉱物資源が豊かか、水が豊かか」の5つです。「宗教紛争」や「民族紛争」というのは、後から取ってつけた理由ですね。実際には、エネルギーや資源をめぐる金儲けのために戦争が起こっているのです。だから戦争を避けたいのであれば、エネルギーを自然エネルギーに切り替えていくことが最も大きなカギになります。(150-151)

 

この本で一番グッと来たのは次の所。

「怖い」内容の部分です。

 

福島の篤農家の方の悲しい話がありました。その人は無農薬・有機栽培でキャベツを育てていたそうです。安全なキャベツを作り、近くの小学校の子ども達に食べさせたくて、毎回届けるのを楽しみにしていたそうです。しかしその畑が放射能によって汚染されてしまった。見た目に変化はなく、見事に育ったキャベツは出荷停止になりました。「もう終わりだ」とつぶやいていたのち、彼は自宅で首を吊って自殺してしまったのです。(4)

 

こういう話を聞くと、
無性に切なくなります。

 

だからこそ、
原発について真剣な議論が必要なんだな、と思います。

 

 

なおこの本。

もとはある新聞社から出版する予定だったそうです。

 

ですが、編集の段で原発関連(再処理工場など)の部分を「削って欲しい」という要望が出ます。

「他の出版社から出していただくように著者の方に相談をしてほしい」(188)と言われ、結局別の出版社から出すことになったとのこと。

 

本当に、そんなことってあるんだな。
出版を控えるほどの内容でもないと思うんだけど・・・。

 

こちらもオススメ!

  1. 鎌田浩毅, 2008, 『ブリッジマンの技術』講談社現代新書. (2)
  2. 『ヒーローを待っていても世界は変わらない』? (2)
  3. 見田宗介『現代社会の理論−情報化・消費化社会の現在と未来−』(岩波新書) (2)
  4. 非認知能力が、人生を決める!(中室牧子『「学力」の経済学』②) (2)

「困らせない」戦略と、「困らせる」戦略〜教育でどう使うの???〜

なんどか書いていますが、私は私立の通信制高校で
札幌校に2年、帯広校(北海道の道東。札幌から200キロくらい東)に2年いました。

同じ学校ではあるのですが、
札幌と帯広で、「やり方」が違っていました。

 

n1302069380

どちらも、学習障がい(LD)や発達障がいなどを持っている生徒がいました。

ですが、その生徒に対する、
教員の「戦略」の違いを感じたのです。

 

 

フリーに「なってしまった」今、振り返っています。

 

 

札幌校時代、主要な戦略はこちらでした。

 

(1)「困らせない」戦略

 

 

札幌校勤務時代、生徒と関わる上での主要な戦略は
「困らせない」戦略でした。

 

「困らせない」ってどういうこと?

それは、生徒が「困らない」ように、
教員の力でなるべく「配慮」をするやり方です。

 

たとえば。

 

「ノートを書けない!」
そういう生徒がいます。

 

だからこそ、そういう生徒のため、
懇切丁寧に「プリント」を授業の際配布します。

 

人によってはテストも、その子が「理解しやすい」順序に配置し直します。

 

徹底的に、その子が「困らない」ようにする。
そのため、その子に個別対応するし、
保護者にも「文句」を言われないようにする。

 

 

教員として「すばらしい」努力です。

私も札幌校時代は、
この戦略を「大事」にしていました。

 

・・・実は、帯広校に行ってから違う戦略に気づきました。

 




 

 

(2)「困らせる」戦略

 

images

生徒と関わる上でのこの「困らせる」戦略。
おそらく、大部分の方にとっては、「????」な戦略のはずです。

「教員として、あるまじき!」という方すら居るかもしれません。

 

そんな破壊力抜群の「困らせる」戦略について、ご説明します。

 

 

この「困らせる」戦略は、さきほどの「困らせない」戦略のです。

 

 

生徒本人、
特に発達障がいなどを持っている生徒が「困る」「困ってしまう」「戸惑う」まで、ある意味で「見守る」方略です。

 

 

ある意味では、
発達障がいのある生徒が、本当に、

どうしたらいいの!!!!????

と「戸惑う」まで放置する方略です。

 

ある意味、無慈悲です。

「何もしていない!」と怒られる可能性すらあります。

 

 

ですが、単なる「放置」「放任」と違うのはそれからです。

 

 

自分一人、いまの状態では「うまく行かない」。

その状況に「困り」、「どうやったらいいんだろう???」と考え始める。

 

その状態まで待ち、
その上で「じゃあ、こうやればいいんじゃない?」とアドバイスをする。

 

 

それが「困らせる」戦略です。

 

たとえば、中学時代に支援級(特別支援学級)で
手厚い配慮を受けてきた高校生が入学してきます。

 

 

それまで、たとえば行事の前は

「あなたは学校祭、これとこれをしてください。
そのために〜〜月ーー日に〜〜〜に行ってこれをしてください。
当日は〜〜時に来て、〜〜〜をしましょう。」

 

きめ細かく指示されていました。

 

帯広校では、
「何も」してくれません。

 

「なんで何もしてくれないの???」

 

そんな生徒からの「恨み言」もよく聞きました。

たしかに、「紙」で全員に同じ連絡をするだけで、
その人のための「特別な配慮」に近いものはあまり行っていませんでした。

 

生徒・保護者からの「恨み言」。
よく聞きました。

 

ただ、「それが帯広校のやり方」というのを言っていくと、
だんだん自分で考えるようになってきました。

 

事前に自分で「質問する」ようになるのです。

 

 

以前は、

「なんで事前に全部連絡してくれないの???おかしいじゃん!」

 

そう言っていた生徒も、半年もすると、

 

「来週は学校祭ですね。
何時にどこにいき、なにをするといいでしょうか?」

と、自分で考えて動くようになります。

 

 

札幌校と帯広校両方で教員として働いた私として、
結果的に言うと、
「困らせる」戦略の方が価値的だと感じています。

 

なぜでしょう?

 

 

明らかに「恨み言」を聞くのに???

 

 

 

答えを言います。

 

 

人間、ほんとうの意味で「困ら」ないと、
自分の行動を振り返らないのです。

 

 

 

自分のこれまでの生き方では、通用しない環境に出会う。

それが、「手厚い」中学校に比べて、
何も自分のために特別に配慮してくれない」高校との違いです。

 

はじめは「恨み言」を親も交えて言っていますが、
いくら言っても動いてくれない学校を見ると、

 

「じゃあ、自分がなんとかしないヤバイ」

そう気付きます。

 

だから自分から聞くようになります。

 

学校側に「なんで〜〜してくれないんですか!」というのをやめ、

「〜〜があるので、どうやったらいいか教えて下さい」と聞くようになります。

 

これ、ある意味で「進化」です。

いままで、「周りが特別に配慮するのが当然」と思っていた人が、
「自分は何を周りに求めないとうまくいかないか」考えるようになるのです。

 

いままで「周りが悪い!」と言っていた人が、
「周りに動いてもらうにはどうしたらいいか」と考えるようになったのです。

 

そうなると、周りへの感謝が生まれます。

自分が困るからこそ、
「どういうサポートをしてもらうと、自分にとっていいのか」考えるようになります。

 




いまはある意味での発達障がいを持っている生徒を対象に話していますが、
あらゆることに通用することだと思います。

 

 

新入社員が困らないよう、できるだけ配慮をしようとすると、
疲れ果ててしまいます。

 

そうではなく、「あえて」新入社員が困るようにすると、
「自分は何をすべきか」考えるようになります。

 

images-1

ここで考えるべきことがあります。

 

「困らせない」戦略には、そもそも無理があるのです。

当然、「ノーマライゼーション」などが大事なのはわかっています。

 

ですが、あまりに「特別扱い」「配慮」をし過ぎると、
それが当たり前になり、
「なんでこうやってくれないの!」という逆ギレすら招く危険があるのです。

 

 

実は札幌校時代の「困らせない」戦略。
教員側にも「無理」がありました。

 

一人ひとりのことを気にかけ、
「この子のためには、このプリント!」
「この子には、特別にこの宿題!」

一生懸命、考えている教員がいました。

 

一見、すごくいい教員です。

 

おそらく、教育委員会でもPTAでも表彰ものでしょう。

 

恐ろしいのは、この「善の行為」が、
逆の結果となることがあるのです。

 

例1)
一生懸命な教員以外の教員が「配慮」してくれない場合、
「なんで配慮してくれないの!おかしいじゃない!」と逆ギレする。

卒業して就職しても、
まわりが「配慮」してくれないので、
「周りが悪い!やめる!」とすぐ仕事をやめてしまう。

 

例2)
一生懸命な教員が、
まわりの「配慮」しない教員に対し、

 

「私は一生懸命やっているのに、なんで周りの教員は何もしないの!」
「おかしいし、間違っている!」

 

と他の教員にキレる。

 

 

この2つの例、分かりますでしょうか???

 

 

生徒のために、
「困らせない」ようにする努力が、
結果的に本人にも、
そして「努力」する教員にも悪い結果を招くことがあるのです。

 

 

高校くらいになってきたなら、
「社会に出る」ことを考えさせるべきです。

 

 

「社会」は、
新入社員のために「配慮」なんてしてくれないのが「前提」です。

 

その現状、
みんな知っているはずです。

 

でも、学校で「配慮」しすぎ、
「困らせない」環境にいると
社会に出て困ってしまいます。

 

 

むしろ学校がすべきなのは、
本人を「困らせる」努力をし、
「だから私は何をしたらいいか」と
学校側に「質問する」「相談する」関係づくりなのではないでしょうか。

 

そうなると、生徒は自然と話しを聞きます。

 

人間、
壁や困難にぶつかり、
「困る」ことがないと自分のやり方を変えないものです。

 

よく言われますが、
のどが渇いていない人に水を飲ませることはできません。

人間はのどが渇く、つまり「困らない」かぎり、
自分の行動を変えようとはしません。

 

のどが渇く、つまり「困った」場合、
周りの言葉に耳を従えるようになります。

 

常識的に考えると、
学校は「のどが渇く」状態に持って行き、
「このままではどうしたりいいか分からない!」
「どうしたらいいですか?」と質問する状態に持って行くべき。

 

 

ですが学校は「困らせない」戦略に終始することがあります。

 

あえて「困らせる」戦略。

考えてみるべきではないでしょうか???

 

こちらもどうぞ!

  1. 学校現場における「スティグマ」と「ラベリング」
  2. 高校生とKJ法 (2)
  3. 「何をやっていいかわからない」時間対策のために。 (2)
  4. マレビトとしての転入生(フィールドワークとしての通信制高校) (2)
  5. 「北海道の8割は消えてなくなる?」「その時、十勝は?」(増田寛也ほか『地方消滅』)① (2)

DIY元年。〜指輪もポーチもラジオも、自分で作ってみた〜

今年のゴールデンウィーク。

人によっては年休を使って「10連休」の人も。

まあ、フリーランスはやろうと思えばいつでも
「超大型連休」(1ヶ月単位)に出来るんですが・・・。

ともあれ、今年のゴールデンウィーク、
我が家では「ものづくり週間」と勝手に決めました。

 

▼初日の5/3の憲法記念日

 

お金がないので、6,000円で結婚指輪を自作してみました。
IMG_6034

 

まる1日を使いました。

どうみても「銀」に見えない粘土をこね、
形を作って乾かし、削っていく。

そして焼いて磨けば、はい出来上がり!

 

完成後、改めて指輪交換をするという
おもしろイベントとなりました。

13115449_966191636822133_1551077908_n

▼5/4の「みどりの日」

 

 

「みどりの日」らしからぬことをしました。
それが「電子工作」。

 

学研の「大人の科学」マガジンを買ってきました!

 

じゃーん、大人の科学マガジン電子ブロックmini

IMG_6045

 

4,000円で、本屋から買ってきました。

 

本体の組み立てに30分。
そして試行錯誤し、完成したのがこのラジオ!!!

IMG_6055

 

 

作品No.20の、
高周波増幅1石+ICアンプラジオ」!(69ページ)

いかにもマニアが喜びそうな名前です!

(ちなみに「1石」とはトランジスタを1個使っている、ということです)

 

うちはビルの影なので、窓ガラスに貼り付けて電波をとっています。

 

このラジオ、バリバリ活用しています!

次の5/5のDIYも、実はこのラジオを聞きながら作っていました!

 

▼5/5こどもの日

この日は、前からやりたかったことにチャレンジ!

 

それは「レザークラフト」です!

 

ずばり革細工!

 

東急ハンズで、レザークラフトのキットを買ってきました!

これも約4,000円

IMG_6076

ミフク製のレザークラフトキット!

スクリーンショット 2016-05-06 19.10.38

 

このキットですが、
付属の「作り方説明」だけでは挫折します。

 

制作動画を観てようやくやり方が分かりました(涙)。

 

 

布とは違う縫い方で、
革をあわせていきます。

IMG_6081

細かいところは大変・・・。

 

IMG_6085

特に2次元の布を、
3次元のポーチにするところなんか、集中が必要です・・・・。

 

約2時間で完成!

 

IMG_6088

 

めちゃくちゃ集中しました。

手先が器用になった気がします・・・。

 

 

今回のゴールデンウィークはものづくり週間。

 

買えるものを、自分で作る。

すると、「あ、これはこうやってできているのか!」と気付きがあります。



 

ちなみに今年2016年を、
自分の中で勝手に「DIY元年」としています。

 

くらたまなぶさんの本にも、
〈毎年、「〜〜元年」と勝手に決め、それをテーマに過ごすと発見がある〉とありました。