アンドレ・モーロワ, 1939, 中山真彦訳『人生をよりよく生きる技術』講談社学術文庫。

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アンドレ・モーロワ, 1939, 中山真彦訳『人生をよりよく生きる技術』講談社学術文庫。

ベトナム行きの機内において読了。

モニタではベルリン・フィルの素晴らしい演奏(とその映像)。
そんななか読むフランスの翻訳文庫。
自分が蓮實重彦になった気分がすごくする。
閑話休題。
(人のゴシップや噂について「「知りません」というこの簡単なひこことをいつも口にするように心がけたら、世間の会話の平均的価値はおどろくほど向上することだろう」(26)
「情報は教養ではないのである。教養人の頭の中では、個々の事実が有機的に結びつき、一つの生きた世界をつくり、それが現実世界の映像となる」(48)
「行動する人にとり、思考は行為と一体になっている」(48)
「しかしもっと強い恋をする人たちは、必要に応じて自分を新しくすることを知る」(84)
「人生の戦術もまた、攻撃点を一つえらび、そこに力を集中することにある」(102)
「そしていったん決定を下したら、「実行に移れ!」である。後悔は無益であり、変更にはきりがない」(103)
「汝のいまなすべきことをなせ。一心こめてそれにかかれ。全身全霊を目的と|するものに捧げよ。その目的を達したあかつきには、歩いてきた道を立ちもどって、先に横切ったもう一つの道を歩くのもよかろうし、あたりの景色を眺めるのもよかろう。だが仕事ができ上がらないかぎり、道草は許されない」(103-104)
●教育について
「生徒の仕事の第一は、勉強するくせをつけることである。精神を養うまえに、まず意志の力を養わなければならない」(27)
「苦労せずに覚えたことは、すぐに忘れてしまうものだ。同様の理由で、生徒自身は何もしなくともいいただ講義だけの授業は、まずほとんどつねに意味がない。若い頭脳の上を空滑りするだけである。聴くことは勉強することではない」(128)
「アランが述べているとおり、教育は断固として時代おくれでなければならない」(130)
「傾聴すべきはゲーテの言葉である。いわく、「心穏やかで、なすべきことが決まってるときには、孤独はいいものだ。」したがって、孤独を求める前に、その孤独の中でなすべき務めをはっきりさだめることがだいじである」(140)
「命令のいちばん大事な点は、明快さである」(247)
「人は、うまく指図さえすれば、その指図を受け入れるものだ。指図されるのを望むものだ、とさえいえる」(184)
「指導者は、みずからをその地位にふさわしいものにするよう日々努めてこそ、その権力を保つことができるのである」(195)
●解説より
「「仕事」の中にこそ、「生きる技術」の精髄がある」(284)
追記
・フランスやアメリカの文章は、事例が具体的に出てくる。
この表現法を私も学びたいと思う。

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