『無駄学』をもとに、仕事を考えてみた。

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きのう、珍しくテレビをチラチラ見る機会がありました。

ちょうどやっていたのが「ソレダメ!」。
テレ東の情報提供バラエティーです。

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日常の常識が、実は間違っている!
そんな部分を指摘している番組でした。

 

ちょうど、そこに東京大学の西成活裕氏が出演して、
「家事の時短」についての常識のウソをあばいていました。
(西成活裕氏のプロフィールはこちら)。

 

「複数の部屋を掃除するとき、1つひとつの部屋を掃除していると時間がかかる。だから、掃き掃除・拭き掃除・窓拭きをするなら掃き掃除だけ全部屋、拭き掃除だけ全部屋、窓拭きだけ全部屋すると道具を持ち変える時間が無い分速く家事が終わります」

たしかこんな内容でした。

何を隠そう西成氏、『無駄学』を書き、「無駄」を科学することを提唱する人物なのです。

 

本当に偶然ですが、『無駄学』を読んでいたばかりなので、印象的でした。

 

職場における無駄
〈机の上〉
仕事の効率を決める基本は、まず自分の机の整理だ。机の上は、レイゾウコだと思えばよい。つまりこれからする仕事に関する資料を置いておくところなのである。机にいろいろな資料が雑然と積んである状態では、探す無駄が発生し、時間をロスするだけでなく、机の上のスペースが圧迫される。したがって、理想は1日分の仕事のみを机上に置いておき、帰るときに翌日分の仕事を置くという繰り返しの習慣をつくればよい。もちろんこの背後に業務の「平準化」が必要であることは言うまでもない。例えば月末に業務が集中していれば、その時期の仕事で前倒しできるものをあらかじめ今のうちにやっておく。また、昨年度の手帳を見て、どのような業務が今年これからあるのかを予測することも大切だ。そして一度自分の担当の業務の発生回数や必要時間をすべて書き出す「業務棚卸し」をしてみるのも効果的だ。(145)
☆太字は藤本。

ただ「忙しい、忙しい」と言っているのではなく、
一度「自分の仕事は何か?」
「どの仕事にどれだけ時間がかかっているのか?」
書き出してみることが必要なようです。

そう、仕事は「自分は何を貢献できるか?」考えていくところに本質があるのです(ドラッカーより)。

仕事における「無駄」は、「貢献」を邪魔してしまいます。



 

・・・と、こうして『無駄学』を読んでみると、
ふとあることに気づきました。

 

会社って、大きなムダの固まりだ。

 

ことしの4月からフリーランスとして札幌で仕事していますが、
何をやるのも「自分」の決定で動ける自由さを日々実感しています。

 

例えば、昨日お片付けの家庭教師Douro-wmさんの相談に乗っていました(その模様はこちら)。

話を聞いている中で、突如
あ、これ、この切り口でイベントにしたらいいだ!!!」と気付きました。

その勢いで日程調整。

会場予約とチラシ作り。

それでできたのがこのチラシ↓。

片付けられない人と、片付けられない人の家族のためのセミナー

 

イベントページも早速複数サイトで作りました。
FBイベント版
アテンド版
サツイベ版(申請中)

 

組織の場合、こうは行きません。

 

(1)まずは根回し。
(2)定例会議に上げる前の資料作成。
(3)会議での賛同。
(4)やっと会場予約が出来る・・・。

 

特に(2)の「定例会議に上げる前の資料作成」に時間がかかりがちです。
(帯広の学校勤務時は、この(2)がなかったので、スピード感がありました)

(1)〜(3)の途中で、だいたい潰されちゃったりしますよね。
(4)に来た時には、「もう会場、いっぱいです〜」なんてことも。

 

学校教員をやっている時。
途中で案が潰されるのが「イヤ」だったので、
本当にやりたい企画は勝手に休みの日にやっていました。

 

 

さて、さきほどの(1)〜(4)。
フリーランスだと、いきなり(4)に飛べる。

これ、すごいことです。

おまけに、自分言い出しっぺイベントの場合、
関係者の会議をする・しないも自分で決められます。

イケダハヤトさんの『まだ東京で消耗してるの?』にも、
東京時代の「打ち合わせ」のムダが多く書かれていました。

☆私の書いたブログ記事はこちら。みてね!

 

組織にいることの「ムダ」。
なかなか意識できませんでしたが、
辞めた後気付くものかもしれませんね。

 

 

大卒後すぐにフリーランスになった場合、
そのありがたさに気づけないかもしれません。

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