『いまから、君が社長をやりなさい。』

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「君が社長をやりなさい」。

普段イメージすることの少ない「社長」の仕事とはなにか?
読むだけで見えてくる本。

ストーリーに無理があるが、経営の教科書としてはGOODだった。

今回は本書の名言集。

「多くの方は数字を元に事業を考えられていないのです。数字の前提が何もなく、
「こんな商品で勝負しようと思っています」
「資格を取って独立しようと思っています」
このような感じでご相談に来られた方は必ず失敗しています」(22)

「「社長は会社にとって最後の判断の砦です。社長が騙されてしまうと、会社がおかしな方向に行くことは間違いありません。社長も人間です。いつも良い報告ばかり聞いていたい。しかし、実際には問題のない現場なんてあり得ません」(99)

「会社の通常のレポートライン以外にも、社長は現場からストレートに上がってくる情報のラインを必ず持つべきです」(101)

「企業には独自の存在意義が必ずあります」(110)

「経営者の仕事は経営資源を使って製品やサービスを生み出し、それを代価としてお金に変えることです」     (122)

「社長は社内の”技術者”の立場ではなく、”顧客”の立場で商品に情熱を持ってほしいということです。つまり、社長の商品チェックは、社内から市場に出る際の最後の砦です」(125)

「社長は意識して、社会のトレンドやキーワードを自ら拾う努力が必要です」(126)

「会社の判断の基準は経営方針やビジョンです。すべての判断はこれがよりどころとなります」(135)

「グレーゾーンの問題が起こったときは、社長が自ら処理しようと悩むより、たとえコストがかかってもその道の専門家に頼るべきです。それが効率的でより性格な方法です」(141)

「経費を減らす目的は、それによって資源を適切に再配分することです。つまり効率の悪い経費を削減して、顧客の満足を満たすのに効果的なところに資源を移すことが目的なのです」(181)

「手元に「月商の1ヶ月以上」の資金を維持する」(211)

「私に言わせれば、忙しい社長は無能な社長です。社長は船にたとえれば船長です。その船長が機関室に行ったり甲板に走ったりして司令塔を不在にするのは職務放棄と同じです。船長は司令塔として、船長が判断しなければならないことが発生したときに確実な判断をすることが求められているのです」(216)

「社長の最大の仕事は会社を残すこと、そして従業員の生活を守ることだ」(249)

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